2019年4月6日土曜日

女生徒の夏制服に「ワンピース」は?


本日は神社神道の学校法人として、浪速学院の「春の例祭」の日であった。まず例祭を祝い、その後「1学期の始業式」となる。昨夜の「合祀祭」から続く一連の流れである。例祭(れいさい)とは、神社で毎年行われる祭祀のうち、最も重要とされるもののことである。例祭は年一回、多くは祭神や神社に特別の由緒のある日に行われる。例えば人物神を祀る神社ではその人物の誕生日や命日に例祭を行うことが多いが本校では春と秋の2回を例祭としている。秋は「浪速祭」として文化祭的なモノである。

 
 
 




春の例祭と始業式は勿論新入生も揃った全校生が神社前広場に揃う。中高合せて総員2522人、61クラスは壇上から見てみるとまさに「壮観」である。私は全身に力が入り責任感に身が引き締まる。女生徒も徐々に増えて来た。しかしまだ女生徒比率は34%だから、もう少し上げて行きたい。男子校だった時代の校内に籠る汗の匂いはここ10年で無くなって来たが、女生徒の募集の道は簡単なものではない。女子校はそれなりに強いのである。女生徒アップにはそれなりの戦略と戦術が必要である。

 
 
 


私は今日、急遽一つの提案を女生徒にした。実は入学式でも既に保護者にご説明している。今後順序だてて検討して行く積りだ。今日は始業式の中でマネキンに着せた女生徒の為の夏の制服:ワンピース姿」を見て貰い話した。高温多湿の我が国は地球温暖化のために夏の気候はますます厳しいものとなってきている。一年を通して厚手のスカートにシャツだけでは真夏を過ごすには体力的に女生徒には如何かと思い私が考え付いたものだ。先に制服会社を視察した時にちらほらとワンピースが目に入ってきた時に「これだツ!」とピンと感じたのである。

 


神社神道の学校の女生徒が爽やかなワンピース姿で6月から9月一杯まで過ごすのである。この提案「どうだろうか?」自信はないが提案だけでもしてみたいと考えた。色とデザインがポイントだろう。場合によっては中学生の一年生に学校が無償で用意して試着してもらうことも考えている。学校と言うのはこのようにして「進化」していかねばならない。何時までも同じ、というのは衰退するだけだ。変えることに勇気を持てと私は教職員に何時も伝えている。制服は極めて重要なアイテムである。


例祭後の学院長講話では新元号の事を丁寧に話した。「令和」の由来やその意義などである。生徒は静かに聞いてくれていた。又始業式では今日も部活表彰が多かったが部活動の活性化は学校が良い方向にある証明である。今まで部活動には最大の支援をしてきたと自負しているが今後ともこれは続けて行きたい。このように多くの生徒が集まる学校だ。生徒への還元は私の仕事である。そう思っていたら吹奏楽部から「ティンパニー」と言う400万円もする高価な楽器が欲しいと言ってきた。今あるのが古臭いし予備品も無いと言う。「ウーン」。