24日から始めた高校の「遠隔授業」は順調にスタートとしたと今朝報告を受けた。大変結構であり喜んでいるところだ。高一で97%、高二で85%、高三では93%の生徒と連絡が付いたという。まぁまぁの数値ではないか?生徒ともっとコンタクト出来ればこれらの数値は上がるし、中身が充実してくる。今は電話連絡の方法がないからであるが、この解決策として新しいシステム「ビジネスLaLa Call」というものを副学院長が見つけてきてくれたので早速これに飛びついた。
これは各担任が自分の携帯電話に専用アプリを入れてIDとパスワードを入れれば生徒と好き放題電話連絡が出来、個人の携帯番号は絶対に通話者には知られず、又通話料の課金は全て学校に請求されるという「優れモノ」である。先生方はこれで臆することなく生徒に「どう頑張ってるの!?」などの肉声を届けることが出来る。私は広い意味で生徒と教員の会話は教育の一つであると考え、本日からは「Classi」と「ララコール」の組み合わせで「遠隔授業」みたいなバタ臭い名称を「オンライン授業」と改めるように高校教頭にお願いした。何事も「スタイリッシュ」でなければならない。
インターハイの中止は想像していた通りで誰でも理解できる話だ。高校3年生が可哀想などと言っていても詮無いことだ。次は恐らく野球の「夏の甲子園」の中止ではないか?私は今日の校務運営委員会で高校校長の意見具申もあり、正式に本校最重要行事とも言える「7月の第67回伊勢修養学舎」の中止を発表し、新型の動向によっては7月以降に「日帰りの伊勢参拝」を検討する方向と話した。
今日は全教職員の一斉勤務日で「臨時の教員研修会」を入れてくれていた。「新学習指導要領を見据えた今後の教育活動について」という重要テーマで講師はK指導教諭である。進路指導部長を兼任してくれている「その道のプロ」であり得難い人物である。昨年度の進路実績は新記録を出してくれた。定員は268人の大部屋に47人の先生方が間隔をもって席を決め、ドアというドアは全て開けっ放して風を通し、当然全員マスクで厳粛に行ってくれていた。かかる時にもこのような「前向きな研修会」を行っている限り本校は大丈夫だと私は確信した。
それにしても今まで随分とお世話になりご厚誼を頂いたある会社のN会長さんが4月19日、88歳でお亡くなりになり(予てより病気療養中で新型ではない)、ご遺族からの訃報が今朝ほど入って来たのだが、かかる時故か、随分と遅れて「通夜、葬儀は親族のみで執り行いましたので・・・」云々とあった。M理事と「知らなかったなー。驚いたなー。」と話したのだが、もし私が知っておれば絶対に葬儀に参列させてもらうようなお人であった。お付き合いの極めて広いお方であり、通常ならば大きな葬儀で見送られるようなお人だけに、親族のみのお別れは、これもまた新型の齎した悲しい形であった。