2020年4月1日水曜日

どんよりとした新年度スタート


新型コロナウイルスと「どんよりした天気」の為に何とも表現しようもない「溌溂さの無い新年度の初日」となった。しかし「救い」は試用期間を終えて本日付けで目出度く「専任教諭」となられた9名の教職員の先生方と「今日着任された24人の常勤講師」の先生方の「希望に輝く目」を見たことだった。本校を舞台に教育という崇高な営為に誇りを持ち人間として「自己実現」を図って欲しいと私は歓迎スピーチで強調した。今年も良い先生が来てくれた感じがする。私立学校は教員で栄え、教員で滅ぶ。「さあさあ」新年度が始まった。例年の事だがこの日は「身が引き締まる」。今日の私は例年の如く分単位で動く、動かされる? 








新専任辞令交付、新任常勤講師を引き連れての神前奉告、新任式、最初の職員会議、教科会議、学年会議、各部会、入試広報部会での総括スピーチ、公認会計士との面談、新任研修会視察、最初の校務運営委員会と続いた。この間修学旅行問題についてエージェントと高校校長との話し合い等もある。すべてに丁寧に、丁寧に考え、話をしなければならない。今日の職員会議では先の3月理事会の中身を映像を使って詳細説明し、最初の会議故に「職場の倫理というかモラル」についても深く言及した。理事長・学院長が「口下手で口が重くては」役に立たない。









午後の入試広報部での部会では冒頭の時間を借りて、今年の総括と今年度の期待を述べた。中学は137人、4クラス体制でいう事はないが、課題は高校である。650人は非常に喜ぶという数値ではないが、そうかといって落ち込む数値でもない。あと40人、すなわち680人から690人程度は今後の教育環境の整備促進にはあれば大いに助かる。新しい人材も投入して知恵を絞って頑張って欲しいと激励し申し上げたのである。早く新型が落ち着かないと入試説明会など出来ないではないか?この事も頭に入れながら令和2年度の広報活動は本日スタートしたのである。







もっと深刻な問題は11月の海外修学旅行である。現在先行してあらゆるケースを想定して検討しているが、一度中間報告を生徒と保護者にする必要があると新校長にアドバイスした。5月の中学校の屋久島修学旅行は11月に延期を検討しているが、これとて新型の状況によっては実行できるかどうか分からない。我が人生でこのようなウイルスによって人間社会が侵されていくのは想像だにしなかった。人間は弱いものである。このことを知っておかねばならない。早く生徒にも伝えたいがどうも臨時休校は春休み期間を延長して5月連休後まで続きそうな気配である。そうなった場合、教科指導をどうしていくのか考えておくよう高校,中学の校長と教頭に指示を出した。各家庭に教材他の資料を送付するのか、とにかくすべてに経験がないから困っているのだ。