2020年5月14日木曜日

吉村洋文大阪府知事

何時の時代にも言われていることだが「危機の時こそ組織や集団のトップの力量」が結果を左右し、その差が大きく表れるものだ。今回のコロナ禍で政治家に大きな評点が付いたと思う。中でも各都道府県知事がこれほど新聞やテレビなどマスコミに登場するのは今まで無かったことだ。各知事はこぞってテレビで熱弁をふるっているが、中でも「大阪府の吉村洋文知事」の評判がすこぶる良い。先ほど毎日新聞が行った調査でもダントツで吉村知事が首位である。当初の出足で国と渡り合った東京の小池都知事は2位に付けているが吉村氏とは3倍以上の大差を付けられている。私は良くやられていると思うが「小池百合子を苦手とするおじさんたち」という言葉があるくらいだから、一部の人間には好悪の感情が左右しているのかも知れない。



吉村さんはその向き合い方が「真摯」であり、この問題が出た時にも「私は大阪府民の健康と命を守る」と短い言葉で宣言した。目にクマが出るくらい不眠不休で頑張っておられることが分かるから、大阪のおばちゃんからは「知事、もう寝て!」と声援が飛ぶくらいだ。私は吉村さんを見ると初期の橋本徹元知事を彷彿とさせる。まず「言葉に勢いがあり、頭が良い」ことがすぐ判る。申し訳ないがまず組織の長には全てにわたって何事も瞬時に正しく理解でき、方針を決断できる「地頭の良さと度胸」がないと務まらない。人柄だけでは治世は出来ない。だから言葉が明確で分かり易い。この「分かり易さはトップの条件」である。橋本氏は「大阪都」を言い、今吉村知事は「出口戦略」とか「大阪モデル」とか今やこれらの言葉を聞かない日は無いくらいになった。こういう言葉を打ち出せるのは誰彼に出来るものではない。


「気概」があるから踏み込む。自粛要請に従わないパチンコ業者の名前を「ずばっと公表」した。西村経済再生担当大臣にも文句は言うが、一部自分が誤ったことだと指摘されると、簡単に「ごめんなさい」と謝る。要は「柔軟」なのである。又よくよく見てみると「心配り、気配りの人」で最初に府の指示に従ったライブイベントの会社には奮発して支援金を出した。要は「侠気、男気」があるのである。「潔い」のである。大体橋本さんも吉村さんも「男前」だし、「爽やかさ」がある。加えて「若い」。私は思う。日本も幸運である。橋本や吉村など時代をつなぐトップたる人材が出て来た感じがする。地方にはこのような人材がまだまだ豊富にいると思う。


「吉村効果」であろうが、何と政党「維新」の支持率は立憲民主党の5.9%を軽く抜いて7.4%に跳ね上がった。これは今までの近畿地方だけの地域政党から東京や愛知など全国規模への拡がりの兆候を示している。大体他の野党は検察官の定年延長ばかり声高に叫んでいるが日本の野党は暗いし、良く分からないし、実にだらしなく見える。「加齢臭」を酷く感じる。議員バッジをつけた先生方が跋扈する政党政治から首長政治、分権政治に日本も変わっていくのではないかと感じる今日この頃だ。危機になると見えなかったものが見えてくる。面白いものだね。

今日は2回目の高校1年生と中学1年生の登校日であった。高校は身分証明書用の個人写真撮影があり中学生には教えなければならない決まりなどを伝えて終わった。中学については今までの週二回の登校日を1回にして効果的なオンライン授業をする為と6時間もクロムブックを眺め続けさせる弊害の軽減等を考えるべきとの意見があり少し内容を見直すようにした。今夜吉村知事が発表する「出口戦略」を見て考えて朝令暮改で良いから見直して行きたいと思う。夕方「職員会議」があり、今回から密集をさけて会議室から中央職員室にて全員が起立して行うようにした。私は「グーグル教育トレーニング」は8月末までを早めて「6月一杯で取るように声高に指示を正式に出した」。6月末に何らかのチェック試験を考えている。