2020年5月7日木曜日

中・高ともにGIGAスクールの実現を急ぐ!

ご即位されて2年目、この「コロナ禍」でさぞ今上陛下に於かせられては「宸襟を悩まされておられる」ことだろうと思う。早く「安んじていただきたい」と思うばかりである。「宸襟(しんきん)」とは天子の心のことを言い我が国では「おおみこころ」とも表現する。天皇、皇后陛下に於かせられては宮中に於いて日夜、日本国民と世界の安全と安寧を祈られておられるものと存じあげておりますが、今回の事で私はつくづくと「時代と人生とは変転極まりない」ものであると痛感した。昨年の今日は全校生徒が揃い一斉参拝を行い、夜には全教職員参加の元「令和の時代の始まり」を奉祝し、新しい教職員の歓迎会を華々しくしたというに1年経って今日は「この在り様」を見るとまさに無常を感じる。



4月以降「3密回避」の為に一切の行事などを取りやめ、ただひたすら「巣ごもり状態」であったが、今日以降は徐々に形を変えて「復元」していく必要があると考えその準備に入った。朝、高校と中学の校長と共に全教職員を神社前広場に整列して貰い、学院神社の大神様に祈願し、私は「理事長・学院長講和」で今後の事について話した。今大切なことはトップが「向かうところを明らかにし、一同団結して事に当たる」ことである。その指導力が問われている。マスコミやいわゆるコメンテーターと称する人々はそれが仕事かも知れないが「ごちゃごちゃ」批判ばかりしている感じだが、いい加減にして欲しい。




「コロナ鬱」という言葉があるらしいが、困っている人びとばかり登場させ、「これでもか、これでもか」と言わんばかりに「コロナ禍」を報道し、給料に影響のない人々が生活困窮者のことを喧伝しすぎるとまさに国民すべてが「鬱になって」しまい、格差を広げるだけだ。安倍総理や大阪府の吉村知事は素晴らしい良い仕事をしている。特に吉村知事は分かり易いし、今回「出口戦略・・大阪モデル」を出されたが、これなどは卓越したリーダーの手腕である。誰も経験したことのない事態だから、今こそリーダーの元、国民が一致団結して事に当たれば、浮き沈みはあるにせよ、必ず終息する。我が国も建国以来2670年、そのようにして今がある。

学校は5月31日まで「臨時休業」を延長する。ただし来週11日以降は「学年単位で週2回の登校日」を設ける。具体的には11日は高校1年生、中学1年生、12日は高校2年生、中学2年生、13日は高校3年生、中学3年生という具合であり順繰りで週に2回は登校だ。収容する教室は一クラス当たり20人程度として2教室に分散させ3密の回避を図る。入口のドアは開放し、窓も開放だ。学校の滞在時間は最大で3時間までとし、登校は授業ではなく、生徒の健康状態や家庭での学習課題の提示、状況の確認にとどめ、とにかく心のケアなど丁寧に対応すべきと話した。

学習指導については今日から試験的に実践し、11日からは本格的に「オンライン授業」を始める。高校、中学ともに6限だから朝の時50分から昼の15時20分までだから時間的には通常の学校の時間割となる。今の私の頭には早く「GIGAスクールの実現」を図ることである。なるべく早く実現させたい。その為には現在の通信容量1ギガを10ギガまでに拡大を図り、余裕を持たせる。又タブレットとしてクロムブックを高校の全校生徒に有して貰うべく既に手配をかけた。コロナ後を考えれば早急に遠隔、クラス全員同時配信、オンライン学習体制の確立は不可欠になってきた。学校全体を「ICT教育実践の塊」とするのだ。遂に学校の先生はこれが実践できないようだと私立でも公立でも教壇には立てないだろう。コロナは学校の先生も追い込んでいるのである。