2020年5月15日金曜日

「グッド・スクール、スタイリッシュ・スクール、ニュー・スクール」へと

昨日のアラウンドで私は来年の9月入学の実現性を50%と書いたが、安部官邸とも近い今朝の読売は2面に結構大きな扱いで「9月入学検討 次官級チーム」、政府方針首相「有力な選択肢」とあった。次官という事は各省庁のトップの集まりで、行政事務方のトップが出て来たということから「官邸の本気度」が伺える?だからわずか一日で、私は実現性を50%から55%と上げよう。一方、日経は昨日行われた全国の公立小学校校長が参加する全国連合小学校校長会は「拙速な変更には課題が多すぎる!」として反対の姿勢を鮮明にした。今後更に動きが活発化すると思うので注視して参りたい。学校自粛期間が長くなることへの生徒の学力不安が背景にある。我々は粛々と「9月入学のシミュレーション」をして事前勉強を進めるだけだ。 



39の県の非常事態が解除され大阪府も今夜発表され、段階的に解除が進む。学校は後1週間様子を見て方針が出るのだろうが基本的には5月末まではこの「分散登校」で、6月からは正常の状態に戻るのか、予断を許さない状況が続く。このコロナは後2年ほどは続くという人もいるし、定常化するという人もいる。政府も「新しい日常生活」とか「スマートライフ」とか言い始め、「経済活動とコロナの両立」を覚悟し始めた。「3密の防止とマスク」は定常的なスタイルとなるのか。遂に経団連は勤労者の「週休3日制」を言い始めた。何でもかんでも社会は「オンライン」となりつつある。





全国の公立で小中に生徒一人当たりパソコンを一台支給する予算措置が進みつつあるがパソコンを渡したからオンラインが出来るものでもない。ネット環境を整備したり、セキュリティ保護もある。教員の力量によって成果は大きく左右されるだけにネット教育は簡単な話ではない。おかげさまで我々のポジションは大きく先行している。中学は全校レベルでトップクラスは間違いない。ある保護者に頼んでオンライン状況を調査させて貰ったが素晴らしい光景がそこにあった。












高校も急迫している。昨日私は声を張り上げて教員を叱咤激励した。6月末までに「グーグルネット教育の正式認定を取得した教員には7月賞与で理事長加算」をすることも決めた。単なる遠隔授業だけの為ではない。もっと上のレベルが頭にあるのだ。その日の学校での授業の内容の動画などを配信し、「復習」させたり「予習」させたりネットは学校と家庭を短時間に繋ぐ。生徒面談、保護者面談なども今後はオンラインか。世界が変わり、日本が変わり、社会構造が変わり、学校も変わり、生き方も変わる。想像できない動きが出て来た。私の血や肉は騒ぐ。






生徒の面倒を徹底的にみる学校として浪速学院はまだまだ進化させていく。「グッド・スクール」「スタイリッシュ・スクール」だ。「良い学校」「かっこよい学校」が目標である。そして今回から「ニュー・スクール(新しい学校)」を付け加えたい。その為にも本法人で働く教職員も「良い先生」「かっこよい先生」「新しい先生」でなければならない。ネット教育、ICT教育を本校にカスタマイズさせ素晴らしいツールとして使いこなせないような教職員は進路変更を考えて貰いたい。駄目な教員はいくら言ってもダメでそのような人を大切な生徒の前に立たせるわけにはいかない。現在の能力の差ではない、根性・やる気の差、努力する人を迎え入れたいのである。