事務室の電話が鳴りやまないくらいだそうだ。コロナ関連の様々な商品の売り込みである。「商魂たくましい」と言うべきか?それくらい今回のコロナはビジネスにおいて大きな変化をもたらしている。こういう場合の対応次第で上昇したり下降したりする。まさに「才覚勝負」である。学校は「マスク」を揃え、「フェイスシールド」も手配した。体温を簡単に測定できる「サーモセンサー」も2台揃った。6月15日からは通常の学校状態になるので現在はその対応について検討している。一クラス20人が一挙に40人となるので「3密」を軽減する為には何でもやりたいと考えている。
教員からマスクにフェイスシールドのダブルでは「蒸して仕方がない」と訴えが目立つようになった。確かにシールドは額の接触部分が隙間などはないため「熱がこもる」のだ。中にはシールドを逆につけている教員もいるとの報告があった。副学院長から「接触冷感マスク」とフェイスシールドに代わる「レジスクリーン」という教壇と生徒席の間に仕切りをする提案があった。今や何処にでも見かける代物である。間便そうなので至急試行したらどうかと私は言った。エアコンは「目いっぱいに効かし、窓は開けっぱなし、2カ所ある出入り口は開放のまま」で学校を再開させるのだ。これらが「学校の新しい日常」となってはたまらないのでとにかく早く「ワクチン」の開発を急いで貰いたい。
今日は「株式会社電算システム」というこの道では大変立派な良く知れた会社の幹部が訪問してくれた。先にクロームブックを1100台発注したがそのお礼訪問ということだがこちらの方こそ有難い配慮で私は今回の手配に心から感謝を申し上げた。一挙に全校生徒に個人パソコンが行き渡ったのである。先には大阪府もグーグルと連携するとの報道があったが本校は浪速中学校以来、グーグルクロームブックの未だ初期の段階からこの「会社とは深い関係を有してきており、今後とも厚誼を深めていきたいと思う。「オンライン授業」など学校文化は今回のコロナ騒動で一変した。常に常に先を見て実践しておくと極めて有利なことが今回の事でも分かる。
「グーグル認定教育者レベル1」の認定取得者を私は1週間ぶりにチェックした。前回は6月5日付けであったがその伸び率は以下のようなものであった。「専任教諭は25%から44%、常勤講師の先生は41%から62%へ、新任講師の先生は56%から69%」へと上がっていた。結構難しい認定であるが皆さん、頑張ってくれているので私は嬉しい。本日のお客様である(株)電算システムさんは「このような学校は見たことがありません。素晴らしいですね!」とお褒めの言葉を頂いた。一度グーグル本社の幹部を本校に連れてきたいとまで言ってくれた。学校法人浪速学院はICT教育の世界的学校を目指して今後とも人材の育成と経営資源を投入する。これについて、教育観や能力・技量の関係で私について来られない先生方は他の学校に移って欲しいと思う。ICT教育の先進的先駆的学校作りが本校の目標である。