今日は「職員会議の日」であった。通常は16時始まりであるが「教室のアルコール消毒」を授業終了後行ったため、10分遅れとした。冒頭私は「5月27日の理事会・評議員会」の報告をした。全く同じ資料を使って行う。着任以来実施してきたことだ。当時は有力な管理職でさえ「理事会がどこで行われ、どのような内容かも全く知りません」と答えたのには驚いた。爾来理事会は学校で行い、そのすべてを全教職員に開示してきた。元来は「1年契約の常勤教職員を除いて専任教職員だけが対象」だが、分けてすると時間が取れないので職員会議に出席権限のある全教職員に開示だ。下着まで見せる、このような私立学校はあるまい。しかしこれらは「理事長の説明責任」だと思い、「何事も包み隠さず開示」するのが私の姿勢である。このことは全教職員分かってくれている筈である。
月に大体1度の職会なので、私は自分の「肉声」で教職員に思いを伝え、具体的な指示を出す。これらは「職務命令」と考えている。本日も多くの重要なポイントを多く述べた。①高3生の大学受験について十分な学力指導を行い、担任は三者面談等を通じ進路指導をミスなく行うこと②高校受験問題の作成については今回のコロナの影響もあり、再度出題範囲をチェックし適切に行うこと③大きな競技がなくなり大学へのスポーツ推薦については生徒の不利にならぬよう大学側と連携活動をすること④来年度の入学生確保のため入試広報部他は短時間勝負と考え、活動し昨年並みの成果を上げること。特に各クラブ単独の紹介冊子を作成すること⑤9月の浪速祭は大幅に改変する方向で検討を進めよ⑥7月の伊勢修養学舎は中止として11月に日帰りの内宮・外宮参拝とする⑦「グーグル認定教育者レベル1」の資格取得者への感謝と顕彰等々を今日は述べた。
最後にこの4月に採用した常勤教職員に対して「小論文の提出」をお願いした。理事長アラウンドの4月以降のアップロード分から6月末までのものについて、良いも悪いも心に響き、引っかかった上位ブログ3点あげ、これについて所感を述べよと言うものである。A4サイズ、MS明朝、フォントは10.5で用紙1枚にまとめ、これを7月13日(月)に電子データで人事センター長であるN中学校校長に送信せよという中身である。最近、情報教育について資格を有する3人の先生方に「本校の情報教育の在り方」について同じような小論文を出して貰ったが、とにかく「人は書いたものですべてが分かる」というのが長い間生きて来た私の経験からくる信念である。「眼光紙背に徹する」ではないが、書いたものを深く読み、日常の勤務態度、多くの人の観察などで、その人の人柄、経験、見識、思考の程度、志し、不平不満、責任感等々すべてが滲み出てくる。幾ら上手く書いたと思っても底の浅い論文は直ぐに分かる。このようにして私は本校の将来の為に素晴らしい人材を探し出すのだ。