2022年3月25日金曜日

目論見が外れた、どんでんがえし

 「目論見が崩れる、目論見が外れる」という言葉がある。企んでいた計画が駄目になることである。有していた夢が崩れ去る、夢が敗れる、野望がついえると些かネガティブな感じだ。「瓢箪から駒が出る」と言う言葉はしばしば、「瓢箪から駒」と略して用いられているが、この意味は、瓢箪くらいの大きさのものから、駒すなわち馬のように大きなものが出るようなありえない状況からきており、冗談や誤解で言ったことが意図せずに実現してしまうことで幾分明るさを感じる。「どんでんがえし」は正反対にひっくり返すことで、話・形勢・立場などが逆転することである。このように使い方にはそれぞれにニュアンスがある。

 昨日の理事会・評議員会で各理事や評議員の先生方からすれば「理事長による新中学校棟の建設宣言」はさぞかし「突然で面食らった」と思う。それは今までの理事会・評議員会で私は一言も新中学校棟の建設など話したことが全く無かった。15年間一切中学校棟の建設など話したことはなかった。考えたことも無かったのである。それを昨日、初めて口に出して「すぐやらねばならない!」と言ったものだから居並ぶ役員は「びっくりした」と思う。会議の席上、そのようなニュアンスの意見も出た。しかし今まで私が浪速改革で提議し実現し、成果が間違いなく直ぐに出ていること知っている皆さんは意見、異見もなく「賛同」してくれた。法人としての正式決定である。 


元々の経緯や考え方は中長期的な建設計画において「いずれ少子化の進展で高校も中学も入学者数が減少しうると想定し、中学校生徒は既存の中央館と東館に収容出来得る考えていたことが元凶である。この目論見が完全に外れたのである。経営計画は高校16クラス、640人体制、中学3クラス、90人体制で確かな教育活動が遂行できる。この規模だと何とか現在の新校舎、中央館と東館の保有教室で対応できる筈だった。ところが少子化の中でも「浪速人気」は衰えず、実勢数値は高校750人~800人、規模19~20クラス、中学120人規模、4クラス体制に拡大している。しかも現状でこの勢いが衰える気配はない。ここに「思い込みの失敗」があったのである。典型的な「思い込みの危険性」があることをこの事例は示している。 

一方、現在中学校の教室が入っている西館(体育館)は築40年となり、老朽化が見えてきている。この体育館の代わりとなる「新浪速アリーナ」建設時に中学校生徒を収容する教室が現在の中央館、東館で吸収できない限り、アリーナ建設は有り得ない話である。着工出来ない。まさかこの間12クラスの中学校を「青空教室」で学ばせる事は出来ない。そう、「優先順位の考え方に思慮不足」があった。まず中学校の教室確保が先だった。又体育館と教室が同一建屋にある本校は何かと不都合な場面が多く、この際他校と同じく「別建屋に独立した中学校棟を建設」するが良いとの考えが突然頭に浮かんだのである。そして決断した。この間約2か月経過したであろうか。これだと中学校棟竣工後、何時でも体育館の建て替え工事は着工可能であり、授業をしながら建設工事が可能となる。 


元々この考え方が正解だったのである。まさしく「瓢箪から駒」であり「ドン電返し」であった。私の目論見は完全に外れた。早く気付いて良かったと思う。誤解の無いように書くが新たに中学校用の教室を増やすのではない。今の体育館から外に出すのである。独立させるのである。これが新中学校校舎の目的である。今の西館を中学校校舎とアリーナに2分割し中学校校舎を先行させるのである。