2022年3月4日金曜日

知恵を出せ!動け!やり方を変えよ!

 予てよりの懸案事項であった「入試広報部の体制強化」について本日関係者を集め、私の部屋で正式な発表と目標を明確に指示した。どうしても早くやらねばならないテーマであり、令和5年度入試にかけて、早急に動き出さねばならない。「モタモタ」している暇はない。「入試広報部を明確に中学募集部門と高校募集部門」に分ける。大きな校内イベントは中高グループが合体共同してやれば良いが、個別には中学部で纏まって動き、「ネットワークを広げる」。そしてそれぞれが「結果に責任」を有する。組織として当たり前の事である。人気のある一大勢力となっている高校募集の結果に満足して、中学に対する戦略的動きが見えて来ない事に理事長として不安が残る。壁を打ち破り現状を打破しなければならない。 


府内の小学校6年生で私立に進学する生徒総数は約7000人の内、浪速中学校に来てくれる児童生徒は未だわずかなのである。高々130人台であり、この数値をせめて4クラス、最大160人台にして欲しい。後20人弱だ。誰も180人とか200人台とか言ってはいない。とにかく35人学級4クラスで140人である、40人として160人だ。来年度目標を140人とし今年の133人からプラス7人を図って欲しいと思う。仕事と言うのは目標が無いと駄目。目標を140人から160人とする。中学募集は「投網にかける」という訳には行かない。全て「一本釣り」である。漁場を拡大せよ。 

この目標達成の為に私は極めて優秀な事務職員を4月からは入試広報部教頭補佐として異動させる。彼は本校勤務前は有名な大きな塾で働いた経験があり、その会社の社長と親しい私は彼の転身に関して話したことがあった。教頭付きの幹部として入試広報部を指揮し、組織目標を達成して欲しいと思う。又4月からは現在の高校の教頭補佐のK先生を中学校教頭補佐に異動させ、特命事項として入試広報部中学校班兼務とした。彼は教頭補佐に昇進する前は入試広報部長として実績を残した人物である。又中学校所属のM教諭を入試広報部中学校部門の主幹として異動させる。そして要は現中学校校長のN先生を入試広報部管理の校長として特命事項を持って貰った。本校ではかってないような重厚な布陣を敷いた積りである。皆さん能力のある人ばかりあり、後は「動いて、動いて、動いて」結果を出して欲しい。 


頭を切り替えよ!やり方を変えよ!底辺を広げよ!もっと密に情報を集めよ!高校募集と完全に切り分けよ!中学校募集グループで情報を共有せよ!個人と塾との関係を大きく組織との関係に膨らませよ!有力な他の私立中学に学べ!等々だ。令和5年は創立100周年であり、華々しく、高らかに「新校舎中学校棟を建設する発表を令和5年4月30日の創立100周年記念祝賀会で私は宣言」する。1年後のこの時に137人、136人、133人に続きもし133人以下にでもなれば3年連続で中学の減少傾向が続く。これでは何十億円もかけて新校舎を建設する元気が削がれる。何としても目標必達を図って欲しい。


 
既に来年度入試作業は実質始まっており、スタートダッシュをかけて貰いたい。必要な資源は幾らでも投入する。後は「知恵、知恵、知恵」を出せ!「動け、動け、動け」。