中学3年生の広島、山口方面の修学旅行から生徒、付き添い教員は昨日の夕刻無事に新大阪に帰着した。引率責任者のN中学教頭先生は些か興奮気味に新大阪から報告してくれた。今朝、来室して正式な帰着報告だ。毎日の検温では37度を超える生徒は一人もおらず、付き添いの看護師さんに体調不良を訴える生徒も一人も居ず、元気一杯に走り回っていたという。「出雲大社と厳島神社の宮司」さんからは生徒一人一人にお祓いを受けたお土産を頂くなど「中身の濃い修学旅行」だったと。私にも宮島のお土産の「杓子」を戴いた。悪運を払いのけ、「福運」を招きたいと思う。しかしとにかく修学旅行が実施できて良かった。次は11月の高校の修学旅行だが、恐らく今年も海外派遣はコロナとロシアによるウクライナ侵略問題で不可能だろうと思う。2回目となる国内修学旅行を成功させてやりたい。
学校は今日から「特別編成メニュー」で動いていく。授業は昨日で終わり、今日からは個々の生徒の希望に沿った講習やクラブ活動などを展開していく。中学で言えば、3年生は修学旅行の代替え休日、中学2年生はまだ講習を行っているが、1年生は中之島の「国立国際美術館」に美術鑑賞に出かけた。高校も講習とクラブに分かれてそれぞれが1年で最も良い時期をエンジョイしている。期末試験も終わり、伸び伸びと友と語らい好きな事をしている時の人間の顔は輝いている。後期試験で面接を受ける生徒と8階の図書館前で記念撮影をした。又生徒達が何か体操みたいなものをしていたので寄ってみると吹奏楽部だと言う。マーチバンドでは重い楽器を背負うので体力が必要でその筋トレをしていると言う。
私自身も1年で最も良い時期が今である。それもこれも入学者数の予想が例年通りに多く、心に余裕を齎せているのが効いている。この時期私は1年間働いてきた身体のオーバーホールを心掛けて今や「病院好き」となった身体をあちこちの医者に診て貰い、来年度に備える。既に頭は来年の事で一杯である。過日PTA会長が来て5月からの来季のPTA役員について相談を受けた。全役員から「会長の続投」を依頼されていると言う。元来、多選は好ましくないが最適な後任者がおらず、実行委員会のメンバーから推薦を受けるのであればPTA内部の事でもあり学校としては特段異論はないと申し上げた。適切な機関決定を経て議事録に残すようにアドバイスした。19日に次期会長が内定する運びとなった。
今日は又アメリカンフットボールの外部指導者をお願いしているK先生がお越しになられた。本校OBであり、この世界では大変有名なお方である。競合するライバル校の教諭を務められ、3年前に定年退職されたので私からお願いして本校に来て頂いた。高校の校長、アメフトの主顧問、同席で色々と話が進んだ。ご年齢はまだ69歳、まだまだお元気であり来季も宜しく願いしますと申し出た。とにかくアメリカンフットボールの競技人口は少ないので良い指導者を得るのは至難だが、本校の歴史と共にあるこのクラブを強化する為に私は今後とも支援を惜しまない。