2023年3月27日月曜日

理事長続投 7期目に入る!

 今日は理事会・評議員会の日であった。3月理事会は国の仕組みと同じで来年度の予算が決まらないと「何も出来ない」から、とにかく経営の執行責任者である理事長が総理する理事会の名において「これだけのお金の使い方をします」と令和5年度予算を詳しく説明し、評議員から正式に承認して貰う極めて重要な会議である。従って3月理事会は「予算理事会」とも言われる。予算を議論して貰う為には現予算、すなわち「令和4年度の当初予算との違いを補正した「補正予算」と法的に決められている年度末から2か月以内、即ち5月末までに文書で纏めなければならない「決算の見通し」も明らかにする。事務職員の最大かつ最重要な業務で、編成作業は大変なのだが「中身が良いから」、即ち「お金が回っているから」全く問題は無い。要は私立学校でも「先立つものはお金」なのである。前年度決算と次年度予算が決まれば理事長の仕事は粗方終わりだとも言える。




特に令和4年度補正予算については「最大眼目が発表」が今日出来た。それは東京の私学共済事業団から新校舎建設資金として今から9年前に22億円の融資を受けたがこの残金12億円を3月15日に振り込みを済ませたことである。15年返済期間の9年目にして元利合計を最終期限よりも6年早く、「繰上償還」した。したと言うか出来たのである。これにより浪速学院は今や「無借金経営」となった。何処からもお金を借りていない状態に遂になった。これは「木村個人の連帯保証」で融資が実行されたもので、9年間私の背中に重たい錘が付いていたが、遂にこの錘が無くなったのである。市中銀行からの融資であれば個人の連帯保証は不要であったが私学財団の魅力的な低利との差は3億円もあり、私一人が背中に融資残高を背負って今まで来たのである。借金はとにかく早く返した方が気が楽になる。 




3月理事会のもう一つの目玉は「役員人事の予選」である。本法人の「寄附行為」は役員任期は3年と定められており、丁度この3月31日で任期が切れる。私自身が慎重に検討して来た「人事案」を正式に提案し決定を見た。今回は理事数を2名増強し、評議員総数も名の増強となった。私自身は理事の互選で理事長として続投することが決まった。通算6期やって来たが、7期目に入る。即ち21年間も頑張ることになる。「おギャー」と生まれた赤子が成人する歳まで理事長職を背負うことになる。この間、改革に継ぐ改革で学校を「第二の創業」として形作ってきた。過去の18年間を思う時、「夢の軌跡」と感じる。奇跡であり軌跡なのである。今編集中の「100周年誌要約版」のタイトルはこの夢の軌跡を事務局は採用してくれた。

 

7期目の私の仕事はまず「開校100周年奉祝祭」を見事に実行し、先人の御魂とご関係の皆様に感謝するお祭りを盛大に行う。そして「新中学校棟の資金調達と建設」を見事にやり抜く事だ。そして何より重要な事はポスト木村体制の具体的な準備に入らねばならない。何れは後進に道を譲ることになるが、私の目の黒い内に「まず人物、能力、識見」を観て、新理事長を選出し、校内の教職員の体制、なかんずく管理職の指導育成がポイントとなろう。浪速丸をビクともしない強靭な筋肉質にし、二度と昔の「ダラシナイ姿」に戻してはならない。