昨日の「茶会」を無事に済ませ、場面はくるくると回る。それにしても好評で朝からお礼の電話が続いた。このような機会を使って茶道部をPRしないと本校の懐の大きさを分かって貰えない。この企画は大成功だったと思う。
明けて今日は30日、いよいよ、令和4年度も「大詰め」になった。「大詰め」とは「何かしらの物事の最後の場面や段階」を表す。ドラマ、小説、演劇などの終盤で、その物語の最終的な意外な、あるいはドラマチックな結末が待っている場面である。要は物語がクライマックスに近づいていくため、物語が一番盛り上がる場面でもある。「大詰め」の由来は、歌舞伎からだと言う。今話題沸騰の将棋の世界からではなく、江戸時代の歌舞伎の最初の狂言の最後の幕を「大詰め」と言ったことかららしい。学校はまさしく令和4年度の大詰めになってきている。しかし大きなものではなくて、小さな盛り上がりの連続で、明日で令和4年度は終わり、4月1日からは令和5年度の幕が開く。朝8時、退任される中学校の校長に辞令を交付し、合わせて退職金の明細書をお渡しした。
午後は河内長野市の石材店、「石駒」さんの工場に車を走らせ、加工中の「祈願の碑」の状況を視察した。明治30年創業の極めて歴史ある石材加工の会社で、今の学院神社の玉垣や石段などをやって頂いた会社である。特に今回の碑は湾曲の土台、そこに100周年記念のバッジ、私が書いた「祈願の文字」を彫り込んで貰うという複雑な加工であり、気になっていたのである。結果は黒々とした土台が、どうも気に入らないので、少し手を入れ黒を抑えて貰う様に変更した。何か新興宗教の教祖の碑みたいな感じがしてこれは学校に似つかわしくない色だと判断したのである。来て良かったと思った。現物を見るに限る。
夕方からは吹奏楽部の「第14回定期演奏会」が堺のフェニーチェ堺であり、この演奏会だけは今まで一回も参列鑑賞を欠かしたことはなく「吹奏楽部の育ての親」として喜んで会場に行った。今日も帰宅は遅くなる。