久し振りに全管理職が揃ったので朝方「拡大管理職会議」を持ち、午後からは分掌長と学年主任の入る「校務運営会議」を実施した。会議と言っても実態は理事長からの指示事項の説明や情報交換で「ベクトル合わせ」に近い。事細かい事案は大体個別に協議するので全員が揃った会議やミーティングは自ずと「仕事の指示と情報の共有」が主体となるのは仕方ない。今朝の要点は「3月27日の理事会・評議員会」と「開校100周年記念事業」のことであり、極めて極めて重要なものになるからそのポイントを説明した。
・まず5月最終決算理事会に向けて令和4年度補正予算の審議と承認
・令和5年度当初予算の審議と承認
・令和5年度学校全体の業務執行組織体制の説明
・令和5年4月30日の開校100周年事業の一連の全貌についての説明
・令和4年度経営指標の数値、入試実績、進路実績、部活動実績の報告
・令和4年4月1日付け専任教職員の合同面接
・現在の教職員への全般的な処遇の実態と更なる処遇施策の説明
・事務職員給与体系の見直し
・そして最後に任期切れとなる理事・評議員の新たなる選任について
次回の理事会は100年を迎える最後の理事会になる。従って開校100年目を迎える数値は重要であるが、教職員の頑張りで素晴らしい数値が揃った。胸を張って資料を作成し堂々と理事会の席で発表して欲しいと思う。100年と言っても100年前の話をして「飯が食える」わけではない。「100年の積分が今日(こんにち)」であり、突然今が有るわけではない。今を生きている我々が100年前の先人に思いを寄せながら、今の数値を説明するのが正しい。数値は正直である。数値は全てを物語る。「開校100年目の大舞台」を素晴らしく飾る。
私は「特別人事施策」として本校の為に働いている事務職員を対象に「大きな一歩」を進める決断をした。それは教員に比べて幾分割りを食っている「事務職員の給与体系を完全に教員と一致」させる。歴史的経緯はあるのだが、「何時かはやりたい!」と思っていたが、丁度良いタイミングだと判断した。今だに教育公務員は一般職行政公務員に比べ「調整手当」の名目の元、年俸は数%ほど高い。その代わり残業と言う概念は無い。本校は完全に労働基準法準拠の学校に衣替えした。ぼつぼつ公立準拠の私立として「不条理」を正す時が来たと思う。私立においては教員と事務は「車の両輪」であり、然らば給与は同じであるべきだと思う。事務職員は給料の額のアップなどよりも「これで先生方と同等になった」と喜んでくれるだろう。