今日は素晴らしい天気に恵まれ、開校100周年を寿ぐ「茶会」があった。本番の4月30日の先触れとも言うべき企画で、本校茶道部の部員が総出で表千家木村雄基宗匠の指導で初めて本格的な部員主導のお茶会となった。何しろ7席で90人ものお客様である。府内の有数の私立学校の理事長や校長が見えられるから生徒達は緊張の連続であったが、良い「お手前」だったとお褒めを頂いた。広い待合があるし、レストランから美味しい点心というかお昼時故にお弁当を用意し、お持ち帰りの人もいれば中央館の天空Rで弁当を済ませ、時間に合わせて席入りとしたから都合よく進んだと思う。時間差が大変に良かった。
多くの方が初めて浪速武道館内のお茶室「洗心亭」に入られたと言われ、確かにこのような茶会でも催さないと人は本校自慢の茶室をご高覧頂く機会はない。この洗心亭は先の表千家お家元から頂いたネーミングでありお家元自ら筆を取って揮毫されそれを私は額装にして飾っている。又使ったお茶碗はお家元の字を写した茶碗で今や宝物となっている。茶道部支援の目的で茶道部は備前焼きの大家、人間国宝の伊勢崎淳先生の茶碗やこれまた萩焼の大家13代三輪休雪先生の花入れなどの宝物を多く有しており、それらが玄関の床の間に飾られていた。今後とも徐々に増やしてやりたいと思う。
それにしても生徒達は良く頑張ったと思う。顔を見れば良く分かる。私は全てが終わった後、生徒達に心から感謝の言葉を述べ慰労した。木村宗匠並びに西田先生以下ご一門の先生方のお陰であり、今日の茶会で4月30日の開校100周年奉祝祭は「調子が上がって来た」と思う。9時から15時までつきっきりで少々疲れたが「心地良い疲労感」でこの感覚は何とも言えない良い物だ。