2025年7月23日水曜日

アカデミックな雰囲気で「楽しく、知的な授業を!」

 昨日の話になるが伊勢修養学舎の第1班が正午過ぎに無事、学校に帰着した。入れ替わって朝8時半に2班がバス6台で学校を出発した。西名阪道の何処かで帰りと行きのバスはすれ違うが生徒は気づかないと思う。神宮会館ではこの短い時間で待機の時があり、連続帯同の校長以下教員は暫しの休息時間となる?正午過ぎには又2班が会館に到着し、昼食後、開校式が始まる。このように既に「形は完成」しているから安心して見ておられる。これが第5班まで続き最終班が学校に帰着するのは30日である。浪速高校ではこの修養学舎が終わって初めて1学期が終わり、翌日の31日が終業式となる。 


19日の高校第1回オープンキャンパスの分析結果の報告を詳細に入試広報部から受けたが参加者数は言うに及ばず新記録となり、就中授業体験のアンケート結果は目を見張るものがあった。私はレポートに目を通し、説明を聞きながら「我が意を得たり」と私の顔は大いに破顔一笑した。全ての教科で感嘆のレポート内容であったが中でも数学のO先生の授業はその中身がすごかったと思う。一例を上げよう。これを出された保護者はパソコンを持ち込み、それを書いて校内メールで入試広報部に出したと言う。近未来ではこのように完全な「ペーパーレス説明会」となっていくのだと感じた。 


「浪速高校のオープンキャンパスで受けた数学の授業は、とても分かりやすくて面白かったです。先生の説明が丁寧で、難しい内容でも理解しやすく感じました。普段の授業よりも応用的な内容に触れることができ、高校での学びに対する興味がさらに深まりました。質問しやすい雰囲気もあり、学ぶ楽しさを実感できました。浪速高校で数学をもっと学びたいと思いました。また、実際の高校の授業を体験することで、学習環境や授業の進め方を具体的にイメージすることができ、自分に合っていると感じました。周りの参加者とも意見を共有できて、良い刺激になりました。数学に対するモチベーションが高まり、入学後も積極的に取り組みたいという気持ちが強くなりました。浪速高校の学びの質の高さを実感し、この学校で充実した高校生活を送りたいと心から思いました。」 

入試広報部の纏めには授業体験・校舎見学の様子として、ICT環境をフルに活用したオリジナルの授業を実施し、参加者も意欲的に体験授業を受けていた。今年度は「楽しい」+「知性」の授業を実施していただいた。保護者の方もオンラインでの配信画像の鮮明さに驚かれ満足していただいた。お出迎えからお見送りまで生徒スタッフが溌剌とした姿勢で取り組んでくれた。今回の生徒スタッフは募集したその日に定員が埋まるほどに意欲的な生徒が多く、特に昨年から引き続いて参加してくれた生徒達は後輩へのアドバイスだけでなく、受験生・保護者様にもしっかりと目を配り、素晴らしい対応をしてくれた。 

特に私が嬉しかったのは次の部分である。校舎見学では、1足制であるにも関わらず、廊下がきれいなこと、各教室の綺麗さに驚いておられた。この校舎を建設する時に「一足制か2足制か」で随分と悩んだが今の生徒数を見た場合、一足制で良かったとつくづくと思った。とにかく高校の授業体験では中学の受験生に「高校の授業は何たるものか」を知らしめておかねばならない。キーワードは「楽しくて知的な授業」であり本校のICTをフルにしたアカデミックな雰囲気が伝わっているのが嬉しいのだ。次回、「9月13日に実施する第2回オープンキャンパス」でも担当する教諭はスーパースターとなり十分な準備を行い、今回と同様なアカデミックな授業をして欲しいと思う。まさに「教師冥利に尽きる」と思う。