2019年11月9日土曜日

デイリースポーツ紙「浪速高 遠山監督就任・・・」


本校では私の基本的な姿勢としてマスコミからの取材は積極的に受けないし、当方からも情報を積極的に発信はしない考え方で来ている。どうしても記事にする記者の思惑みたいなものが記事内容に反映され、フェイクニュースとは言わないが真実がゆがめられているケースも過去にあり手痛い目にあったことが背景にある、大切な事は「生徒であり保護者の気持ち」である。自校に誇りを持ち、一生懸命に学ぶ成長過程の子どもたちに事実ではない、あらぬ内容で「心の騒ぎ」を与えてはいけないからである。しかし多くの税金を投入された私立高校としての「説明責任」は当然あるから、それらは学校の公式サイトや理事長アラウンドなどでタイミングを考えて発信しているのである。

 

昨日大手スポーツ紙であるデイリースポーツ社から電話での取材があった。「阪神球団から遠山奨志さんが浪校の硬式野球部の監督になられたとのニュースがありましたが本当ですか?」。嘘を言う訳には行かないから「事実ですが、記事にされるなら高野連に問い合わせてください!」と取材担当の副校長は応えた。それ以降は一切当方は関知していない。遠山さんにも接触はなかったみたいだった。そして今朝のデイリーは大きな記事を載せていた。中味を読むと極めて好意的な書き振りで「全てが真実」だったと思う。この記者は素晴らしい。

 

 





ただ、とにかくスポーツ紙は見出しが凄い!「浪速高監督 元トラのリリーフエース 遠山氏就任」「“松井キラー“解説者を経て異例の転身」「野村ID野球伝授で強豪の再建目指す」だ。そして遠山さんの紹介記事と本校の来歴まで書いてくれていた。現役時代の素晴らしい投球ホームの写真が使われていた。本当に遠山さんは男前」だ。記事の内容は以下の通り:



1日付で着任

 阪神などで活躍し、コーチも歴任した野球評論家の遠山獎志氏(52)が、大阪・浪速高の野球部監督に就任していたことが8日、分かった。着任は1日付。かつて、“松井キラー”として名をはせた虎のリリーフエースが、01年センバツで8強に進出した強豪の再建を目指す。

 同校関係者によると、遠山氏は2014年に研修を受けて学生野球資格を回復。その後、臨時的に同校の生徒へアドバイスを送っていたという。10月半ばから正式なコーチとして指導に当たり、生徒との関係や指導方法、理論などを確認。「非常に品格のある指導をしていただいていた」(同校関係者)ということで正式に監督就任を要請され、遠山氏も受諾した。

 大阪府高野連も申請を認め、今月1日から監督業をスタート。就任後初の公式戦となる来年の春季大阪府大会へ向け、チーム強化に取り組んでいる。

 遠山氏は1985年度ドラフト1位で阪神へ入団。91年にロッテへ移籍し、戦力外通告を経て阪神に再入団。99年には「野村再生工場」の代名詞として63試合に登板し、防御率209をマークした。特に当時巨人の松井秀喜には圧倒的な強さを誇った。解説者を経ての高校野球監督就任は異例。野村ID野球の薫陶を受けた左腕が、“考える野球”を高校球児に伝授していく。

 

遠山 奨志(とおやま・しょうじ)

1967721日生まれ、52歳。熊本県出身。現役時代は左投げ左打ちの投手(外野手)。八代一から85年度ドラフト1位で阪神入団。プロ1年目の86年に8勝を挙げる。91年に移籍したロッテでは一時、打者に転向したが、98年に投手として阪神復帰。主に左打者へのワンポイントリリーフで活躍した。2002年現役引退。通算393試合16225セーブ、防御率4380511年は阪神で2軍投手コーチなどを務めた。

 

◆私立浪速高等学校

大阪市住吉区にある全日制課程の普通科高校。神社神道を建学の精神とする。1923年に財団法人国学院によって浪速中学校が設立され、48年に浪速高等学校に改名された。創設以来、男子校の歴史が長く続いたが、05年に男女共学化。野球部は2度のセンバツ出場実績があり、最高成績は01年春の8強。主な卒業生は笑福亭鶴瓶(落語家)、大引啓次(前ヤクルト)、近藤大亮(オリックス)、赤井英和(元プロボクサー)、林家ぺー(タレント)など。