雲一つない初冬の東京に青空が広がっていた。本当に雲一つなかった蒼空であった。皇祖神である髙天原の「天照大御神」はじめ天つ神、国つ神、すなわち八百万（やおよろず）の神々がまさに新しい日本の象徴を祝福しているかのように私は感じた。「御即位奉祝御列の儀」は滞りなく納まった。多くの国民が何か「幸せな気持ち」を戴き、新しい日本の象徴の誕生を喜んでいる様子がテレビ画面を通じて感じられた。令和の時代は日本国と日本国民に更に更に良い時代になるような気がしてならない。新帝陛下と皇后陛下の凛とし、品格高いたたずまい、それでいて御優しい柔和なお人柄に国民は感動したのだ。雅子皇后のお目の涙はパレードに参列された人々の心に染み入り、有識者はご皇室と国民の距離が又一段と縮まったと述べていた。
このパレードで国事行為としての奉祝行事は終わった。後は皇室行事としての「１４日、１５日の大嘗祭」がある。これが終われば各都道府県単位で府民、市民、町民単位での地方単位での奉祝行事が有る。大阪では２０日の夕刻１８時から大阪市役所を出発して難波までの「奉祝提灯行列」が控えている。この行進の先頭に立つのは本校の吹奏楽部である。今日午後実行副委員長が本校の表敬で見えられた。私たちは全力で行進曲を演奏する。部員のはりきり様は尋常ではない。本番までに体調を崩さないように祈るばかりである。主力の高校２年生の部員２２名は本日からイタリア、フランス、ニューヨーク、ドイツ、チェコとうに旅立つ。帰国は１８日で２０日がパレードの日であるが全く問題はないと顧問の先生は言っていた。私も明日以降１週間ほど学校を留守にする。
硬式野球部遠山監督の着任が順調にいった。「ホッ」と一安心している。今朝は報知新聞も扱いは小さいが遠山さんの記事を載せていた。今朝のＭＢＳテレビでも阪神の解説者として大きく出ておられた。確かに有名人であることを痛感している。テレビの出演はこれが最後と聞いている。このようなキャリアを有した人を浪速ファミリーとして迎い入れた以上、我々は遠山さんを全力で守り、共に目標に向かって努力していく必要があるとつくづく思っている。令和元年も後２カ月弱で終わるが令和２年も本校の生徒と教職員に良い事が続きますように神様に祈願している。人は何かに感動し、護るべきもの、そしてそれを祈るものがあることは幸せな事だと思う。
