本日は、10月一斉参拝の日でした。テレビ放送により学院神社、伊勢神宮に向かっての遥拝参拝が行われ、その後、鼉太鼓前にて学院長講話が行われました。理事長・学院長先生は10月は季節の変わり目であり、深まりゆく秋を表現する言葉として、初秋、秋麗、秋清等々と呼ばれ、それらの言葉が季節の挨拶文に使われることを述べられました。日本人として日本語の美しさと季節の移ろいに目を配り感動する心を身に付けるようにとのお話があり、「読書の秋」、「スポーツの秋」、「食欲の秋」で秋ということもよく使われるとお話がありました。「天高く馬肥ゆる秋」という表現についても触れられました。
また、新型コロナウイルス、インフルエンザの両方に感染しないように、1人1人が充分に注意し、自分自身を守るようにとご指導がありました。学校行事については、中学校体育大会を無観客で実施し、保護者にも見ていただけるように、オンライン生中継を検討していること、中学校修学旅行については、11月から3月に延期し、今思い出に残るような場所を探していること、高校陸上競技大会はやむなく中止する方向にあること等々のお話があり、「行事等の中止は、全て君たちの健康を守る為です!!」と力強く述べられました。
さらに、10月は神道の世界では、「神無月(かんなづき)」と呼ばれ、逆に出雲地方では全国の神々様が集まり、「神在月(かみありづき)」と呼ばれていること等をお話になり、神社神道の学校で学ぶ生徒として、是非記憶に留めるようにしてほしいと述べられました。そして、理事長・学院長先生がご着任された1年後の平成19年に先生自らが定められた本校の教育目的を記した大変重要なものである、学院神社拝詞、浪速生活の綱領についてのご説明があり、「1文1文に深みがあり、日本語には言霊が宿っています。君たちの奉唱は間違いなく大御神様に届いています。」と述べられました。最後に、先生から「令和2年12月末までの残りの3ヶ月、君たち1人1人が大きな病気も無く、楽しく明るく元気いっぱいに過ごせることを祈念しています。」とお話を結ばれました。(K)