2020年12月14日月曜日

オンラインリモート説明会は行けるかも?


宝物である「鳥居」の修理がこの日に間に合って完了した。これで根元からの水の侵入は避けられるだろう。この際と思って鳥居本体の塗装もした。「美しく蘇った気」がした。次回手を入れるのは「令和5年の創立100周年」にヒノキ肌を一皮剥いて白木にし「常若」を現せてみるのも一興かもと思っている。しかしそれもこれも従来並みに生徒数が一定程度確保できるとの前提である。「資金の投入は財源の担保」があればこその話で全ては学校の生徒数規模による。浪速は何時までも「大きな学校」で居て欲しい。小さい細々とした学校は嫌だ。昔流行ったテレビコマーシャルではないが「大きいことは良いこと」なのである。


今年最後の入試説明会が12日の土曜日に行われた。例によって私は吹奏楽部を激励し、流れに沿ってこの目に入るのを確かめて行った。学校と言うのは実に保守的なもので過去の傾向は続いていくのだが、昨年対比で微増の参加を得た。最後の説明会で人数が減っておれば元気も出ないが超えたことで来春の入学者が大幅に減少することは避けられそうである。10月から始まった説明会であるが通算4回で昨年よりも多くの数を得た。それでも平成最後の31年よりかは少子化の進展で減少しており、今後の戦略は如何にしてこの年の数に迫るかである。各学校ともに「生徒の奪い合い」は激烈化しており、あの手この手で広報活動を展開している。各学校とも「浪速さん、もう十分多いのだから良いのでは?」とか言われても決して手を緩めてはならない。「良い学校」だと我々は確信しており、「生徒ファーストの学校」として今まで信じられないくらいの投資をした学校である。生徒に来て貰って還元しなければならない。

 今回のアンケートでも「綺麗な学校」「広い学校」「清潔」が並び「ICT教育が素晴らしい」「生徒さんの挨拶と礼儀に心打たれた」「クラブの数の多さと練習場の立派さ」「吹奏楽部の演奏による出迎え」「浪速祭と修学旅行」等々印象深く捉えられている。これらは我々が意識して成し遂げたもので「やれば必ず応えてくれる」ことを確信した。以下のような一文があった。「校内がとてもきれいで、部活が多く、是非体験したいと思う部活がたくさんありました。ICT教育も楽しく勉強できそうだと思いました。家庭科室の調理台の鏡が大きくてすごい工夫がされているところが特に素敵で印象深かったです」とあった。最後のところなど新校舎建設時、家庭科実習室の調理台をIH派の理事長とガス派の家庭科教諭との間で相当論争があり、最後はIHにしたが、その先生との妥協で教師の調理台だけにはIHとガスの両方を付けそれを鏡で生徒に見せる方法を考えた。私はこの事を思い出して嬉しくなった。あのご結婚退職された先生は今どうしておられるのだろう?懐かしい。

今年の説明会はコロナの為に各教室に分散で「テレビモニターによるオンライン形式」としたがお一人お一人に机があり、落ち着いてテレビ画面に集中できたとの声が多く寄せられた。「オンラインでしたが分かり易かったです」「オンライン説明会という感染対策ありがございました。TV放送の方が近くで画面が見られて良かったです。」と我々は3密回避で分散TV動画放送にしたことが「結果として参加者の評価」を頂いていることにいささか「エッ」という感じだが考えて見れば「広い体育館に一堂に集めて」という方法は我々の思い込みであったのかも知れない。私は今朝の総括ミーティングで来年もリモートのテレビ放送にしたら」と水を向けたのだった。府内でもまだこれらが出来ない学校は極めて多い。


さあ、これで残すところは「20日、24日、25日の校内見学会と個別相談会」と続く。入試広報部は私にこう言ってくれた。最後の最後まで丁寧な対応を心掛け、一人でも多くの受験生の為に最善を尽くすと。この受験生の為にと言うフレーズが素晴らしいではないか!実質的な令和3年入学者は年明けからの受験生の動きで決まる。浪速中学の評判を聞いたのか、二人の他校の女子中学2年生が本校への転校を希望し明日編入試験である。こういう話は私を元気付ける。