2020年12月24日木曜日

今後は少し歩みを緩めてゆっくりと・・高天原スポーツキャンパス第二期工事完成

建築基準法第7条の規定による「検査済証」が堺市当局から学校法人理事長あてに発行され、それが手元に届いた。「これで一件落着」である。予てから精魂込めて進めていた大規模開発の堺市美原区平尾の土地の大規模造成とクラブハウスの建築確認が終了した。「学校法人浪速学院高天原スポーツキャンパス建設工事」と公的文書に高天原と書かれている。名付け親として後世に残るのが名誉で殊の外嬉しい。この土地の経緯から全てを知っている大阪護国神社のM宮司様は「良い名前を考えたな」と何時も言われる。神職の人では「恐れ多くて天上世界の天津神のおられる高天原などの名称を付ける発想そのものが無い」のである。こちらは素人で平気であるから新校舎から武道館、テニスコート何でもかんでも神道世界に関連した古事記からヒントを戴いて施設の名前を付けている。本校は神社神道の学校である。それで良しだ! 

22日の理事会・評議員会では事務統括のM理事が理事と評議員に映像を使って詳細な説明を行った。元来なら役員にもお出ましを戴いて1月中に盛大な「竣功修祓式」を行う処だが如何せん、この時節、コロナの事も考え、内内だけで行う積りだ。残念だが仕方がない。昨日夜間照明等の検査があり「本当にあかあかとした競技場」になったと今朝報告を受けた。今日はクラブ関係の教員が取り扱い説明を受けるために夕方からキャンパスに向かう。そして年明けには最終検査となる「施主検査」で私が赴き、厳しく現地調査を行う手順である。それで手直し等が済めば「残金の支払い」となる。そして最後が法務局に届ける「登記」が済めば全てが終わり本法人の財産が記録される。あり得ない話だが若し経営が行き詰りこれを売却しようとなった場合、この施設は間違いなく大きな金額で売れるだろう。だから私は豪華に作っているのである。資産とはそういうものである。売ろうにも買い手が付かないでは作らないほうが良い。


 しかし前年に1億円を支払っており、今期は総額10億円の支払いである。すべて手持ちのキャッシュ払いであり、高価な競技場とクラブハウスになった。しかし今全ての関係者が言うには「安い買い物でした。安くつきましたね」と言う。確かにそのとおりである。新校舎の時も消費税が上がる前だったし今回も土地の入手は約半額で購入できた。私は運が強いと思う。特に工事費も相対的に「グレードは高く、費用は安く」で作って頂いた。(株)日本道路さん、南海辰村建設(株)さんのお陰である。心より感謝申しあげたい。さて今後の企画であるが「ゴルフ練習場」については本年度中に完成を目指し、着工のタイミングを見計らうが「バスケ、バレー、バドミントン、卓球、体操」の練習場「高天原アリーナ」についてはタイミングを遅らせ、財務体力を少し回復させたいと思っている。すべては生徒数にかかっている。「勝負の時だ!それ行け、どんどん派」も良いが、時には「慎重居士」になる「豹変さ」が無ければ経営者ではない。暫くはゆっくりしようと思う。26日の職員会議で全教職員にこの辺を説明し、今年の総括と来年の抱負を述べたいと考えている。