会計監査のあと、次は「業務監査」で、これには分掌を担当する教諭が資料を用意し我々管理職が退室した席で一対一でご説明をする。上司が居ないほうが良かろうという判断だ。今日は生徒生活指導部、教務部、人権推進員会、ICT教育推進部からであった。これは私が就任した当初から始めたもので教員と言えども「監査される側」を経験することは私立学校の経営を勉強し、自らの成長の為に必要であると考えたのである。自分で作った資料を自分の言葉で説明する機会は素晴らしい生きた経験となる。何時もかつも生徒を監査しているだけの先生では駄目だ。時には自らも監査されよ!お陰様でこれが監事には評判がよく、一般教員からの話は新鮮に映るのだと思う。何時も誉めて頂くが本日も激賞であった。最後に管理職勢ぞろいで監査結果の講評を戴くのである。
冒頭の私の話は総括的なものであるが、今日はまず「本校のコロナの状況」をお話した。次いで今後理事会・評議員会を「リモート・オンライン化」出来るかどうかの準備を進めていることをお話しした。お社のお勤めでお忙しい宮司様ばかりであり、急なご用事が出来た時など本校までの登校手段を考えても毎回毎回来て頂くのは忍びない面もあるので「いざ」と言う場合は神社の執務室でリモート参加をお願するのである。そういう意味で最も遠方な理事は伊勢市の神宮会館に居られるので、そこと回線をつなぎ「ズーム」によるリモートの実験をした。
当然であるが通信環境が出来ていれば、全く問題なく実施可能なことが確認された。後は各神社が通信回線と端末を有しているかどうかである。大きなお宮であれば神職職員も多くおられ、問題ないと思うが、規模の小さな神社ではマンパワーや環境整備に当方の支援が必要になるかも知れない。理事会に諮って参りたいと思う。私学課には毎回の理事会・評議員会の議事録を提出しており私学課は出席者を見ておられる。従って欠席の多い役員は当然問題視されるので、そういう意味からもオンライン参加は意味ある事なのである。ただ機密事項や個人情報が多くあるから、オンラインはそれ等の情報管理については十分留意しておかねばならない。社会はデジタル化の一歩を辿っており、そのうちに理事会も様変わりしていくのかも知れない。