2021年10月11日月曜日

PTA役員との茶話会

 テレビ報道などでは広く国民に対し、「感染者が減ってきても第6波に備えて油断することなく・・・」云々と注意を喚起されているが、昨今の感染者の激減を見ると「ほんとかな?」みたいに思うのは人間の好き勝手な甘さかも知れない。しかし人間は元来楽天的に出来ているのかも知れない。自分の都合の良いように考えるのが人間だ。報道番組ではこの急激な減少が何か問題だと言った論調だがここは素直に喜びたい。ワクチンの集団免疫の効果ではないか。確かに学校では生徒の感染者は居なくなり、高校、中学とも生徒のワクチン接種は順調である。生徒のワクチン接種に関して言えば未成年者であり、学校は直接的には関与しないであくまで保護者マターである。従って、氏名やデータなども公表などしない。 

総じて学校の雰囲気は明るく行事が予定通り進んでいるのが嬉しい。今日は安全衛生保健員会、校務運営委員会があり、学校医に対して労働時間、コロナ、生徒の保健室登校などを例月通りご報告した。今週末の16日から中間試験が始まり、極めて重要な「中学校入試の第1回プレテスト」が組まれている。入試広報部が頑張ってくれて参加者が昨年より増えているのが嬉しい。コロナはオンライン授業などの完璧性などで「ICTの私立の優位性」を見せつけたと考えたいが果たして?その後は前にも書いたが待望の高校修学旅行である。海外に連れて行くのはまだ不可能だがそれでも日本の歴史ある名所旧跡を訪ねることは大きな教育的効果を生むだけに2年振りの修学旅行を成功させたいと強く思っている。 



しかし、学校全体を俯瞰してみてつくづく思うのは今回のコロナ禍で最大の損傷というか傷を負ったのは「PTA組織と学校の結びつき」だと思っている。「リモート、リモート」で顔を合わす機会も限られ学校とPTA役員の連携は「お互いが信頼しているという感覚のみ」で2年間過ぎ去ったと言えるかも知れない。学校にとってPTAは本当に「頼りになる存在」でありPTA組織が順調に機能すればこそ学校の教職員は自信を持って校務の運営が可能となる。PTAの目的は、会員の協力によって、学校・家庭・地域社会における子ども達の健全で幸福な成長を図ることと、併せて会員相互の親睦と教養の向上を図ることにあり、言うまでもなく会員は、本校に在籍する生徒の保護者と本校に勤務する教職員で、会員は、平等の権利と義務を有し、対等の立場にある。私はあえてPTAは「モノ言う学校応援団」と考えている。それだけに選ばれたPTA役員は「無給で自分の時間」を学校に向けてくれており頭が下がる思いである。

 



このようなPTA役員の為に私は22日金曜日、全体会議を開き、その後第二部として「茶話会」を開きたいと言う担当教員の提案を「グッドアイデア!」と称賛し天空レストランにて飲み物、軽食を用意し交歓する機会を持つことにした。私はこの会を成功させるために本日の校務運営委員会でメンバーにも参加を促したのである。いわばコロナ明けのPTA再起動のスイッチである。又今日は旧知の産経新聞の大物記者さんが久し振りに見えられ、令和4年のカレンダーを戴いた。もう来年の暦が手に入る季節になったのである。年初からコロナ、コロナに明け暮れた3年であったが来年こそ更なる飛躍の年にしたいと「神話の源流」とのタイトルの有るカレンダーを見ながら強く思った。写真の島は鳥取の隠岐の島である。