2023年6月19日月曜日

今朝の産経新聞を読んで下さい!

 17日(土)に行った「第1回浪速中学入試説明会」で私が感じたことを中学校校長以下関係の教職員に指導することは私の大きな仕事の一つである。彼らは一生懸命に頑張ってくれているが「見ている光景」が私と違うし、彼らが発する言葉も私とは大きく異なる。「私と同じようにせよ!」とは決して言わない。言っても出来る筈はないからだ。それでも彼らは私の抑えるポイントを聞いて反応し、より効果ある入試説明会の中味にすることは出来る。能力高い人々だが経験や知識、使う言葉、人に訴える感情の伝え方など改善し、進化させる事は出来る。短い時間で効果を出す為にはまず用意するプレゼンの資料と校長がまず訴える言葉の選択の問題である。「言霊の国」と言われる我が国はまず最初に口から出て来る言葉が死命を制すると考えよ。 

入試説明会を傍聴して私が指導する時に手元にあるのは説明会を細かく分析した広報部の資料であり、これが極めて重要である。そこに書かれている中味から「本校の強み」を再確認し、それを次回は更に強調する。又文面だけではなくて資料の陰に隠れた本質を浮かび上がらせ、対応することも重要である。このようにして本校は頑張ってきた。「昨年から浪速中学校の存在が少し大きくなってきた」ことは今年の入試結果の数値、入学者が過去新記録の148人となったことでも明らかだが、この兆候はまだ続いていることが嬉しい。しかし決して油断してはならない。まだまだ先は遠い。投網を広げて学校に来て貰い、まず本校を「認知」して頂くことから全ては始まる。そうすることで裾野は広がり、学校も進化する。今朝も中学入試でアンケート結果の分析を行いながら次の展開を議論した。新中学校棟の建設が始まり、これから2年が「正念場」になる。中学校、入試広報部は頑張って欲しい。 


今朝の「産経新聞」は1面を使って本校の100周年を記事にしてくれていた。さすがに紙面1面というには迫力がある。形式は私と大阪府神社庁の藤江正謹庁長(杭全神社宮司)との対談形式で、記事は本当に上手く書いてくれており私は大変に喜んでいる。「浪速改革で教育環境を一新」が中見出しで大見出しは「神社神道の精神と教育」である。私のコメントとして「幅は広く、より先進的な学校へ加速」と書いてくれた。全くその通りである。少子化の進展の中で今後の教育はより心の在り方教育が問われる。単に大学進学だけの教育だけでは物足りない。その為にはICTとかAIを使った教育の展開が必須だ。私がそれを進めて来たが更に「加速する」と書いてくれた。本望である。 


昨日の日曜日に行った第1回高校クラブ体験会の報告を今朝受けたが事前予約制であったにも関わらず多くの参加者があった。昨年を大幅に超えている。単に勉強だけではなくて本校ではスポーツと文化的活動を重視しているが大切なことはその教育環境である。汗臭い旧型の部室などは20世紀の遺物である。最新鋭の機器を備えた何かリゾート地の練習施設みたいなものを用意しているのも「幅の広さ」を知って貰う為だ。私立学校は今後「高級ホテルみたいな学校」が私の理想とする学校だ。生徒がそこで学べば自ずと幅の広い生徒になると信じて疑わない。自分の育った環境に誇りを持てる教育環境こそ我々が出来る事であり後は本人が頑張るだけだ。今後とも「幅は拡げて、最新鋭を求めて加速」していく。それが「多様化」の世界で生きて行く秘訣である。本校ではこの事を今後とも進める。