学校は静かである。今の時期は「保護者懇談会」が始まっており、午後三々五々に保護者の方が登校してきて担任と話をする。その後は生徒と親が内揃って談笑しながら下校していく姿は何時見ても感じが良い。「12日の新中学校棟地鎮祭」の準備が始まった。敷地境界に仮囲いがなされ、今日から電気工事の「きんでん」さんが入っている。あの懐かしい「時計台」が移設の為に解体されようとされていた。今からもう7年も前にきんでんさんとデザイン等で議論し、相当時間を取って設計した時計台で、本校の名物の一つだった。生まれ変わって又その雄姿を見せてくれるだろう。公共道路沿いに植えていた樹木も記念の木を除いて全て切り取られ更地になった。このようにして時間は進んでいる。 私はその現場に立ち、静かなる闘志が湧いてくるを感じた。「よっしゃー、やるぞ!」と。
新中学校棟の建設資金の一部にと府内の神社から「寄付金」が寄せられており嬉しい限りである。今朝は福島区の福島天満宮さん、三島郡島本町の水無瀬神宮さんからそれぞれ50万円のご寄付があった。このお礼の電話だけは私が直接電話口に出て申し上げている。両神社も本校の評議員を務めて頂いており予てよりご支援を頂いている府内の有力神社である。既に神社界からの寄付金総額は3000万円を超えており有難い限りである。その他、PTA.お願いしている協力会社さん、同窓会等で総額は1億3000万円を軽く突破しており、今後ともこれは伸びるだろう。期間はまだ2年もあり、新中学校棟はご関係の方々、会社さん等から、例え、建設資金の一部としても浄財である寄付金が入っているという事実を後世に伝えるために私は頑張りたいと思う。そしてご寄付を頂いた方々の個人名や社名を刻んだ銅板を建物に貼りつけるのだ。100年前の浪速中学校は府内の中古の校舎を頂いたもので開校された。しかし今度は自分たちの力で「地上6階建ての新校舎」を建設するのである。これが開校100周年記念事業であり、今の私の大きな責任となっている。