2023年6月26日月曜日

理事長ブログは木村智彦のレガシー

 この「アラウンド」も長く続いている。「歴史の証人」というか、「浪速学院の歴史の語りべ」として学校を巡る状態、状況を包み隠さず、事実ありのままに「理事長の生の声」で書いてきたが、元々は校内で働いている教職員向けを意図したものである。しかしこのアラウンドはOBや関係者も読んで頂いており、そのアクセス数は結構多い。少し長くて、ご迷惑でもあろうが、お読みいただいた後の影響は少なからずある。最近も和泉市在住の御年70歳前後のOBの方から寄付金の送金があった。その振り込み用紙の備考欄に「理事長のアラウンドを拝見し、教育、経営姿勢に深く感銘した」と書かれてあった。気恥しいが嬉しい限りで小職の拙文を読んで下さっていることに加え、このように開校100周年記念事業募金にご協力頂いたことに頭が下がる。間違いなく、新中学校棟建設の資金の一部として使わせて頂く。 




このような寄付金を頂いた時は必ず私からの「受領」のお手紙と「記念品」を同封して送らせて頂いている。その文章は以下のようなものだ。これは大切な事で「人様から頂いたお金」は間違いなく受領と用途を明確にしておかねばならない。 

御 礼

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より、本学院の教育研究活動につきましては、格別のご理解とご支援を賜り心から感謝申し上げます。

さて、この度の本学院の創立100周年記念事業 新校舎「新中学校棟」建設のためにご寄付を賜り誠にありがとうございました。心から厚く御礼申し上げます。賜りましたご芳志は、ご寄付の趣旨に沿い本学院の新校舎建設による教育環境の整備・充実資金として大切に活用させていただきます。

本学院が、開校100年の長きに亘って私学教育の一翼を担えましたのも、皆様方のご支援と指導の賜物と、深く感謝申し上げる次第です。今後も皆様の本学院へのご期待にお応えすべく、建学の精神をもとに『敬神崇祖』を教育の根幹とした『浄明正直』の心をもって社会に貢献できる有為な人材育成のために、さらに努力してまいりますので、より一層のご支援とご鞭撻をお願いいたします。

皆様のご芳志に対する感謝の気持ちとしまして、芳名録へ掲載し末永く顕彰させていただきます。また、新校舎建設着工の記念としまして、ささやかではありますが、記念品を送付させていただきましたので、ご笑納くだされば幸いに存じます。

なお、本学院は大阪府から「特定公益増進法人」として承認を受けており、また個人からの寄付金について税額控除制度が適用される学校法人としても承認を受けておりますので、ご芳志賜りました寄付金には、所得税等の優遇措置があります。

つきましては、所得税・法人税の確定申告に必要とする「特定公益増進法人の証明書」()および「税額控除に係る証明書」(写)を同封いたしましたので、ご査収をお願いいたします。(所得税等の確定申告の時には、郵便振替払込金受領証に同封の証明書(写)を添えて、所轄の税務署へご提出下さい。)

末筆ながら、貴台の一層のご健勝とご発展を祈念し、まずは書中略儀ではございますが、早速のご芳志に対しましてかさねて御礼申し上げる次第でございます。    謹白

 令和五年六月吉日     学校法人浪速学院 理事長・学院長  木 村 智 彦 

それにしても私のブログは長い年月、書き続けている。書くことに苦痛を全く伴わないから書けてきたのかも知れない。本校の理事長・校長に就任したのが平成18年12月で年の明けた平成19年6月1日、不肖私の誕生日である6月1日に「理事長ブログ」として書き始めた。その後表題を変え「校長ウヲッチ」「校長の視点論点」「木村智彦の留め書き」「新校舎作事・普請覚書」「新時代の幕開け」そして今の「理事長アラウンド」に繋がっている。時々、昔のブログを取り出して読むと懐かしさと学校の変貌に驚くばかりだ。「浪速改革」と共にこれらのブログは存在している。私が理事長でいる限りこのブログは頻度を落としても書こうかなと思っている。今や私の分身ともなったブログは「理事長たる木村智彦の後輩達に伝えるレガシー」であることは間違いない。