2024年2月26日月曜日

「勉強もしっかりと教え、スポーツも文化活動も強力に支援する浪速ブランドの確立へ!」

 「スポーツ(広義の意味で運動)」は、世界の人々に大きな感動や楽しみ、活力をもたらすものであり、言語や生活習慣の違いを超え、人類が共同して発展させてきた世界共通の文化の一つであることには言を待たない。しかしスポーツについて私の学校勤務経験を元に深く考えて見ると、在学中でも卒業後でも「人格の形成、体力の向上、健康長寿の礎」であるとともに、地域の活性化や、スポーツ産業の広がりによる経済的効果など、「明るく豊かで活力に満ちた長寿社会を形成する」上で欠かすことのできない存在であることに私は今更ながら思い知った。学校は単に教科の指導のみならず広くスポーツや文化活動にも軸足も置かねばならないと強く思い知ったのである。教科の勉強と運動競技は全く別物ではなくて「根っこの部分は全く同じ」であると21年間の教育現場経験で私は確信した。 


文部科学省でも現在の「スポーツ振興法」を見直し、新たにこれに代わる「スポーツ基本法」の検討を視野に入れ、今後の我が国のスポーツ政策の基本的な方向性を示す「スポーツ立国戦略」の策定に向けた検討を進めている。その戦略は、我が国の「新たなスポーツ文化の確立」を目指し、①人(する人、観る人、支える(育てる)人)の重視と②連携・協働の推進を「基本的な考え方」として、「スポーツ立国」の実現を目指している。そのような背景に置いて「学校と言う存在と果たすべき役割」に深く思いを寄せて来た私はイメージとして「学校法人浪速学院をそのモデル校」として、世に問いたいと考え、一歩ずつ推進して来た。まず超一流の運動場・競技場の建設整備から始め、超一流の指導者を確保してきた。その成果は一歩ずつ出ているが、更に高みを目指して頑張って行く。 


私の戦略の一つに生野区にある府内でも有力な体操クラブである「アインス体操クラブとの連携」がある。本日このクラブに対して「跳馬」の器具を貸贈させて頂いた。前回は2022年9月10日に「鉄棒」を貸贈させて頂いた経緯がある。その結果令和5年度の成績では府内私立中学校で男子体操は第3位、女子体操で第2位が現在のポジションである。創部5年目で、この結果だから決して悪くはない。体操という競技は素人が教えられるものではなくその道のプロでなければならない。従ってこのようにオリンピック選手を輩出している有名な指導者を抱える街のアインス体操クラブさんとコラボし、学校は本校に進学して貰い、勉強と運動を両立させる方式の確立を目指してきた。現在は実験段階を過ぎ、成果を確実に確認出来たので今日の新たな体操器具の貸増になったのである。今後、このやり方はバドミントン、卓球などにも拡大して参る所存だ。「勉強もしっかりと教え、スポーツも文化活動にも強力な支援を惜しまない浪速ブランドの確立」を目指して更に頑張りたいと思う。