昨日のアラウンドに引き続いて。今回の内容は令和6年度人事の目玉となる「浪速中学校(体力)強靭化シフト」について記す。この事を昨日の職員会議で私は詳細に説明した。「トップの説明責任」である。プロ野球などでも攻撃側の作戦やランナーの出塁状況によって変則的な守備位置にチェンジする。例えば「バントシフト」とか、有名なのはあの世界のホームラン王であった当時の巨人軍4番バッターであった王貞治さんに対して、対する広島カープの「王シフト」は有名であり、王封じに成功した。この「シフトと言う言葉」にあやかり私は「浪速中学校強靭化シフト」を敷くことにした。思いつきではなくてずっと頭にあった構想だ。「強靭化とは質量ともに増強する」ことである。確かに20年前の入学生30人以下が7年間も続き、廃校と一時期は考えたのも事実だが「もう一回やってみよう!」と思い新たに、歴代の入試広報部員が頑張ってきて今や140人台規模の4クラス体制となってきている。これを「次のステージに伸長」させるためのシフトである。しかしその岩盤は大きく固い。簡単にブレークスルーは出来ない。しかしやらねばならない。
その為に「新しい入試広報部体制」を編成する。現IM入試広報部長は昇格して高校の教頭補佐に昇格させる。その下で8年間も頑張り高校募集で極めて大きな成果を上げたSM先生は4月入学の新1年生の「花の学年主任」に当て嵌める。何れも「栄転」である。有力な二人が抜けた部の部長人事は予てから頭にあった。現中高一貫コース長、ICT教育推進部長が前述したSH先生である。本校で初めて中学においてICTアプリの「スララ」を導入し、彼が今や全校生徒が身体の一部とも言えるように使いこなしている「クロームブック」を採用し戦力化した。又SH先生は空手道部と体操部の顧問であり、特に母校の体操部の有力選手であった関係から、ネットワークを有しており、街の体操教室とタイアップして連携工作を図り、中学校募集に大きな成果を上げた。コミニュケーション能力も高く、今やICT教育分野では名が知られており、私は当初からSH先生を次の入試広報部長に是非にと思った。経験は全く無いが経験よりのポテンシャルである。これが人事である。
しかし、更に人材を投入すべく今朝ほど新しい「外部の人材」と面談した。市内の有力な塾関係の正社員であり、常務理事や人事センター長の推薦を受けて本日理事長面接に至った。一目で私は気に入った。府立天王寺高校から有力大学の大学院を修了した33歳。何より彼が書いている職務履歴書の文章が良かった。人を観るのにまずその人が書いた文章で私には直ぐに分かる。誠実で真面目なお人柄もすぐに伝わった。何より、予てから本校みたいな私立学校で働いてみたいと強く念願していたと言う。これも「ご神慮」と捉えた私はその場で採用を内定した。間違いなく大きな戦力となり新しいSH入試広報部長と二人三脚で成果を上げてくれるだろう。早速KY入試広報教頭、KT入試広報部教頭補佐、SH入試広報部長を部屋に招き、引き合わせ宜しくとお願いしたのである。「浪速中学校には新校舎が来年の3月には竣工」する。新しい校舎(皮袋)に可能性の高い生徒(新しい葡萄酒)を「数多く入って貰うため」に浪速中学校強靭化シフトは果たしてどうなるか?「チャレンジングでファンタスティック」(挑戦的で面白い)である。