2024年9月14日土曜日

令和6年9月14日 浪速祭

 9時ジャストに自治会の校内放送でNext100元年の「浪速祭」が始まった。続々と保護者が正門から入校されてきた。今日は「お祭り」である。本校には所謂「文化祭」的なものは無い。敢えて言えばこの浪速祭が文化祭を包含していると思う。私はお祭りが大好きで小さい頃から地域の氏神様のお祭りではお小遣いを親から貰って「出店」に顔を出しては買い、今では余り見かけなくなったが映画の「フーテンの寅さん」ではないは出店の主の口上などを聞くのが大好きだった。それは成長しても変わらず、神社神道の学校に勤務できたのもご縁だと思っている。とにかくお祭りは派手に豪華にやらねば面白くない。これが私のやり方である。だから「浪速祭には力を入れている」。 

その為には「お金も使う」必要がある。普段は倹約してやる時は「ドカッとやる」。ケチケチしたお祭りならやらないほうが益しだ。模擬店大好き、出し物大好き、中でも「神輿」は格別に大好きである。本校では2台もの、それは、それは立派なお神輿があって今日も高校生用の大型神輿、中学生用の小型の神輿の「お練り」があって勿論私は先頭に立って旗を振る。この時ばかりは血流が身体中を巡り元気になる。もう一つハイライトは女生徒100人によるお神楽奉納である。昨日のアラウンドにも書いたが「豊栄の舞」を舞ってくれる。これと男子生徒による前述した神輿のお練りが浪速祭の「てっぺん」である。どのような企画でも「てっぺん」があるのが良い。今年から生徒へのご奉仕料は50%のアップとした。 




私もそうだが生徒も保護者も出店や模擬店が何故好きなのであろうか。食べるものを自分たちで作って人様にお売りすると言う行為は間違いなく「非日常」であり、非日常の中に身を置くことはとても快感が高まるのかも知れない。今日もジュース、焼き鳥、ポテト、フランクフルト、餃子、フライドポテト、焼きそば等々高校3年生の出店があり、PTAからは多くの知恵を絞った商品が用意されていた。それに中学校が昨年から初めてブドウ巨峰、イチジク、などを仕入れ値だけで相当な金額を使って並べたと言う。人気の商品である。茶道部は多くのお客様で、時間も無く、茶室には入らず、私は待合場所で接待を受けた。「美味しい薄茶」であった。 





それにしても暑かった。カンカン照りで間違いなく陽に焼けた。しかし雨よりは良いか?コロナ5類後2年ぶりに本格的、浪速祭は大いに盛り上がった。行き交う生徒も理事長に挨拶して呉れ、「めっちゃ楽しい」と歓声を上げてくれていた。14時になると「蛍の光」が流れ、浪速祭の終了を告げ、お客様は学校を後にし、生徒と教職員で片づけに入った。会場設営と片付けは外部の業者さんにお願いし撤収は今日中に終わる。今日は土曜日、明日は日曜日、そして16日が敬老の日で連休だからラッキーと言える。17日に登校してくるがその時は今日のお祭りは影も形も無く学校は静かに生徒と教職員を向かえるだろう。このオンとオフの切り替えが実に心地良い。本校の強みである。それにしても本校の教職員は良くやる!素晴らしい!私は幸せである。