2025年2月21日金曜日

大学入学共通テスト分析会 二日目「国・社・理」

 明日は専願合格者に登校して貰い、「制服採寸」の日としているが、専願者の数が増え続けている。当初は内部生を入れて2月10日の一次入試で999人に専願合格通知を出したが、その後、新規や併願からの切り替えなどで昨日夕刻段階で1016人の入学金の納付があった。ところが今日、更に2名の希望者があったと入試広報部から報告があった。累計1018人になるが、私はまだこの数値は増えると思う。毎日、毎日テレビや新聞で与党と維新が私立高校授業料無償化について報道しており、「それなら、僕、もう公立は受けない。浪速専願にしたい」と保護者に訴えると親御さんも「そうねー、悪くはないわね、そうしたいならしても良いよ」などの会話があったかどうか知らないが、今後全国的に私立への流れは徐々に加速されるかも知れない。

テレビのコメンテーターの中には「見当外れのコメント」を出している人も散見されるが、今まで教育費の「公私間格差」で泣かされてきた私学側からすれば、「ようやくここまで来た」と言う感じで、まだまだ「官高民低」の日本的風土は根強い。道半ばだと思う。しかし文化に風穴を開けてここまで推進し、国政レベルにまで政策論を国会に上げた大阪維新の会を源流とする大阪府の行政と議会人の先見の明と度量に感服する。高く評価し、感謝致したいと思う。浪速学院は大阪の順次進んだ高校授業料完全無償化の風をフォローとして、「様々な教育改革、学校改革」を進めて来たから専願者が1000人を超える学校になったのである。とにかく我々は学校を徹底的に変えたのである!忘れていけないのは同じ助成金を受けても公立、私立の約半数が定員割れしている現実をどう見るのか?今後「公立被害者論」「私学悪玉論」などが出てくるようでは教育の「本当のところ」を分かっていない人だと思う。この問題は複雑で論考には相当な知識が要る。 

国語

明日の2月22日は専願合格者の制服採寸の日と前述した。この業務はI生徒生活指導部長以下、生指のプロが担当する。制服の管理は「生徒の安全確保と学校の品格を保つ」為に極めて重要であり、生指のプロが採寸状況をウオッチしている。合格に胸を膨らませ、初めて高校の制服を着るから気持ちの高ぶりもあるだろう。ついつい男子の中にはズボンを「腰パン」にする為ウエストを大きくしないように目を光らせているという具合だ。女生徒の場合、スカート丈の問題である。基本的に私は「制服の多様化」を考えている。これこそ「不易と流行」ではないか?着る生徒が本校の制服を身に着けることで「誇りとハッピーな気持ち」になって欲しいからだ。制服としてのあるべき原則を守りながら、時代の風に柔軟に合わせていく方向性が今後とも求められる。 

社会

今日は昨日に続いて大学入学共通テストの分析会であった。科目は国語、社会、理科と続いた。良い分析会だったと思う。私は今までの経験をベースに「思うところ、感じるところ、考えねばならないところ」について論じた。長時間で疲れる会議であったが、一生懸命に生徒の為に頑張ってくれている先生方に深く感謝申し上げたい。もう生徒の増は優先順位から下位に持ってくることが有っても良い。今までも大きな成果を上げてきているが、今後も「今まで以上に教育の中身にエネルギーを投入注力」したいと思う。その為に生徒や先生方に経営資源を惜しみなく使う積りだ。良い教師(グッド・ティーチャー)は宝である。

理科