2011年(平成23年)3月11日、私は明日に控えた「浪速武道館竣功祭」の為に、2階のお茶室「洗心亭」の床の間に掛け軸をかけるべく茶道部の生徒と作業していた。その時に「ぐらりぐらり」とお軸が揺れ「これは地震?」と周辺の者たちと話した記憶が今でも鮮明である。東日本大震災の日であれから14年経った。詳しくは書くまい。今日は正門に国旗を半旗にして、14時46分、被害に遭われた人々に対し、校内に居る生徒、教職員と共に1分間の黙祷を捧げ哀悼の意を表した。翌12日は浪速武道館の竣功神事だけを行い、祝典はカットし、その年の11月に周辺の工事を完成させ、「定礎」と「歴史の銘板」を作って、後世の記録とし、浪速武道館は今に至る。
中学校棟校舎建設の為に自転車置き場を探していたが、最終的にグランドを所管している保健体育科はグランドの一部を「駐輪場」として貸し出してくれ、大いに助かった。それも後2週間で新しい駐輪場に移設となるからグランドは元に復旧する。このように体育科の教員は私の施政に全面的に協力してくれるから本当に有難いと思う。この「姿勢」が大切だ。私はグランドの芝生が経年で劣化しているから、今年の夏までに全面的に張り替えてやりたいと思う。費用はかかるが体育の授業で使う生徒も先生も喜んでくれるなら安いものだと思う。理事長からの保健体育科への恩返しだ?
並行して保健体育の職員室の隣の現在のクラブハウス棟の前に空間を利用して、今あるピロティを生かしながら「職員室に隣接して女生徒の更衣室」を建設する。グランドの傍だし、武道館に隣接した格好の場所だ。来年度の高校入学者を想定した先行工事である。急がねばならない。既に設計は南海辰村建設さん、工事は千早赤阪村の「千福建設」さんと決め、過日千福の社長さんに発注内示を行った。こうすることで高校用の一般教室が3教室も出来る。
このように将棋の駒を進めるように先んじて手を打ってきたからこそ今の浪速がある。「教育活動は未来への先行投資」であり、資金を内部留保することでは学校は変わらない。借金してでも必要な工事は先行させ、融資を返済すべく教職員一致協力して頑張って来たからこそ膨れが上がる生徒を吸収出来た。本校には積み立てた内部のお金は無いが「資産は山ほど」あるし、多くの生徒が通ってくる学校となった。これが財産である。