2025年3月29日土曜日

素晴らしい校舎を持ち、良い教師を育てる

  一夜明けて、少し肌寒い日となった。校内は春休み期間中でもあり静けさが戻っている。今日は職員室の一部改装などが行われる。それにしても素晴らしい「新校舎竣功奉祝祭」だったと思う。ただ自分では最後の「施主としての祭主」挨拶の時に外構関係の仕事で「(株)日本道路」さんのお名前を挙げるのを忘れたことだった。本当に良い仕事をして頂いたのに申し訳ないことだった。



挨拶において私は私立高校の授業料無償化の影響で「公立に定員割れ」を引き起こしていると言った誤解を招く表現が単発的に出ていることに警鐘を鳴らした。私立授業料が無償化されたから公立の定員割れに繋がったという風潮が蔓延しつつある昨今の様相であるが、問題の本質は「少子化の進展」であり、公立も私立も約半数が定員割れをしている現実を直視する必要がある。すなわち「魅力ある、行きたい高校」にしなければならないのであって私立の無償化だけが要因ではない。今朝の毎日は「府内で79校が割れた」と報道しており無償化影響と書いている。昨年の70校を上回っている。これが言葉足らずだと思う。中身を読むと水野教育長は「数字は真摯に受け止め、選ばれない理由の分析が必要」とあった。「さすが」でありコメントは、的を得ている。


  この4月からは極めて大きな私立学校法の大改正が施行される。狙いは相次ぐ大学法人(私立大学・短大を設置する学校法人)の不正事件を防止する為に、学校法人のガバナンスを公益法人と同等のガバナンスに改善することが目的である。とにかくその骨格が大きく変わった。丁度時を同じくして国会において「私立高校の授業料無償化の法整備」がなされたので,
大学法人の不祥事と私立高校への公金投入が「ごちゃ混ぜ」になり、風当たりが強くなっていると私は感じる。従って私立高校の立場として「従来以上に教育の中身の向上」に努めていく必要がある。「如何に魅力的な学校作りに邁進するか」が問われている。

その為には「良い教師」を育てて行かねばならない。学校は教師で栄え、教師で滅びるのである。昨日の理事会・評議員会で私は3人の幹部教員候補生を全役員に紹介し、ご承認を頂いた。又5人の若い専任教諭を採用し役員会にお披露目を行った。このような「若い人材が次の浪速を盛り立ててくれる」のである。人は他人の助けで成長する。独りでは成長に限界がある。「広い視野と細やかな情感」を持った良い先生を如何に多く育てるかが魅力的な学校作りに繋がっていく。これは管理者の最も大きな責任である。昨日は朝から夕方まで走り回っていたが、頭の中にはこの事ばかりがよぎっていた。原点を見失ってはならない。浪速中学も素晴らしい校舎を持てたがこれだけで生徒が来てくれる訳ではない。「浪中教育の中身を常にアップデート」せよ。ここで多くの生徒が学びたいと思って貰えるような私立中学にしようではないか!