今日は「大雨の中の一斉参拝」となった。代表生徒の帯同は止めて私と中高の校長との3人で拝殿場所に立った。このような大降りは初めてかも知れないと述べ、先週末の温かさから急転この気温の低下を「三寒四温」というところから学院長講話に入った。そして「年度と年」の違いに触れて3月末、年度末に向けて「終わり良ければ全て良し」の格言に展開し、直線残り50メートルをしっかりと走り終えるように指導し激励した。
次に私は講話のメインとして4月から自転車登校の生徒に「努力義務」としてヘルメット着用」の課題に言及した。これは「道路交通法の改定」により、近年の自転車事故の急増で、その事故の割合が非常に高い中高生を主体に法令改正がなされたものと教えた。自転車事故での死亡者の64.0%が、「頭部への致命傷」であることがデータとして出ており、ヘルメットを着用している場合と比較して、着用していない場合の「致死率が約1.8倍と高く」なっていることも説明し、本校としては生徒の安全な通学を最優先に考え、原則公共交通機関での通学を強く推奨しているが、やむを得ない事情がある場合は、自転車通学を認めるが、その場合はヘルメット着用を努力義務とする旨、「私の肉声」で直接生徒にも伝えた。
去る3月1日の3S(Saturday Something Special)は「高校1年生対象の分野別模擬体験授業」を企画し、多くの大学や専門学校の先生方にお越しいただき授業をして貰った。もう直ぐ高校2年生になる彼、彼女たちは自ら心のうちに今後の進路を意識し始めているのが分かる。それは参加者の数を見れば分かる。極めて良い企画であると思う。また中学校は第二回目となる「新入生登校」があって、中学校の先生方から必要な資料を手渡し、説明を行った。徐々に中学生の雰囲気になって貰うための重要な行事であるが、観察していると生徒も保護者もお顔にはどこか「笑み」があり、小学生から中学生になる時のお顔と雰囲気を私は理解した。
一斉参拝でも生徒には話したが、建設中の中学校校舎と高校生が入る現西館の改造は極めて順調に進んでおり、特に新校舎では1階のエントランスホールから最上階6階に至るまで見どころについて説明した。そして「4月5日の入学式」には高校は25クラス、中学は5クラスとなり仮の数値であるが新年度は総勢3300人を超えるレベルの一大マンモス校となる見込みだと話し、これらの今の浪速の勢いは「君たちが居るから」だと賞賛と感謝の言葉を伝えた。良い生徒のいる学校には良い後輩が多く集まるのは自明の理である。目の前に居る生徒が内外に示す言動や佇まいが「グッド・スクール浪速」を作っているのである。