全空連は東京オリンピックの選手強化委員長のK先生を解任した。例の女子組手日本代表であるU選手への竹刀を使った指導についての処分である。お二人は帝京大学の師弟関係にあり、何があったのかと当初から心配していた。私はK先生とは面識があり帝京には卒業生を多く送り込んでいるし、又女子空手道オリンピック候補のU選手は本校空手道部の指導を定期的にお願いしている関係もあって今回の事は私の胸を痛めていた事案であった。そういう気分が優れない時に「朗報」が飛び込んで来た。何と空手道部が「全国制覇」を成し遂げてくれたのである。昨日のブログは硬式テニス部の躍進について書いたが今日のトップ記事は「空手道部の春の選抜全国優勝」である。
JOCジュニアオリンピックカップ「令和2年度第40回全国高等学校空手道選抜大会」において「男子団体組手優勝で実に7回目」の優勝となった。全て私が着任して以来の事である。5年ぶりの優勝であった。2回戦は対 県立高崎工業高等学校(群馬)に5ー0、3回戦は対 世田谷学園高等学校(東京)に3ー1、(副将戦で勝負あり)、4回戦は対 高松中央高等学校(香川)に2ー2、(内容:得点差)、準々決勝は対兵庫工業高等学校(兵庫)に3ー0(中堅戦で勝負あり)、準決勝は対福井工大付属福井高等学校(福井)に3ー2、そして迎えた決勝は対御殿場西高等学校(静岡)に3ー0で勝ったのである。
「男子個人組手も主力の68キロ級で優勝、準優勝、3位」と圧倒的な存在感を示した。「男子団体形も優勝」だ。これで2連覇である。高校だけではない。「第15回全国中学生空手道選抜大会も男子個人組手で優勝、女子組手も準優勝」だった。私の部屋に凱旋報告に来てくれた今井総監督以下の顧問団は山のようなトロフィーやカップを持ってきてくれた。それにしても今井総監督や下園顧問、中学指導者の井淵監督、女子指導者の東海顧問、形の外部指導者の園山先生のお陰であり敬意と感謝を申し上げたい。最強の指導者軍団だ。素晴らしい。現地から優勝の決まった瞬間の今井総監督の喜びと安堵の入り混じったお声が今でも残っている。今井監督はオリンピックコーチの大役があり何としても日本にメダルをもたらすよう頑張って欲しいと思う。
4月1日から約1週間が経って今朝は「拡大管理職ミーティング」を行い、この10日間の総括と今後の業務目標についてベクトルを合わせた。ポイントは3月31日に理事長が発出した「教職員の働き方改革アクションプラン」の具体的な実践である。感度の良い優秀な人ばかりであり私は安心して見ているが、絵にかいた餅に終わってはならない。M常務理事と理事・高校校長のI先生の指揮で早く軌道に乗せて欲しい。7月一杯で全てを終えるスピードで進めよと改めて指示をした。
今日は土曜日であり2限から4限を使って「文化部発表会」の日であった。コロナ対策で体育館からリモートによるテレビ放送方式でのPRであった。本校は通信手段が完備しており密を避けるコロナ対策を徹底している。津軽三味線、生物クラブ、華道部、合唱部、新聞部、ダンス部、放送部、雅楽部、音楽部、神楽部、化学部、書道部、そして最後が吹奏楽部の16クラブであった。私の部屋には大きなテレビがあるがやはり私は体育館に顔を出して様子を伺ったのである。それにしても本校の生徒は知恵があり動画を作ったり工夫をして良く頑張ってくれている。素晴らしい。