2021年4月5日月曜日

2年ぶりの入学式

「手前味噌」という言葉がある。良く使われる言葉で、自分で自分をほめることである。 「手前」は、自分のこと、自分の手で行うことを指し、その昔、味噌は自家製でそれぞれ自分の作った味噌を自慢し合ったことから出た言葉と聞く。今日の入学式は手前味噌ながら「素晴らしい式典」だったと思う。私は進行しながら肉体の血潮がたぎるのを感じた。やはり希望に燃える若者を対象にした「入学式」は素晴らしいものだ。昨年は緊急事態宣言で入学式は挙行出来なかったから2年ぶりの入学式となった。それも高校で771人(18クラス)、中学で136人(4クラス),総勢907人(22クラス)の大人数だったから余計に私の式辞も力が入った。私には仕事が必要だ。仕事があれば燃える。それが私だ。

 




本校は中学、高校の合同入学式だから体育館は一杯一杯になった。事前にシミレーションを行い、席を一つづつ空けて生徒には座って貰った。又生徒一人に対して保護者は1名限定とし会場の体育館は生徒のみとし、保護者は空き教室にてリモート参加をお願いした。PTA会長の挨拶も在校生歓迎スピーチも事前録画した映像だ。生の声は両校長の「入学許可」と学校設置者として理事長・学院長が「式辞」を話しただけである。もう19年間も入学式を経験してきている私は頭の中を再整理し、昨日の時点で話す内容を決めた。今後は生徒に纏まって話す機会も少なくなるから少々長くなったが「ストーリーの展開を考え、語彙を選び、抑揚を付け、力点を強調し、身振り手振りで、生徒・保護者の心に突き刺さるような式辞」を述べた積りだ。ポイントはしゃべる、話すのではなくて「語る」ように声を発する、これが木村流である。式典終了後、神社前では記念撮影でごった返していたがそこでも私の式辞は良かった、心に残ったと言って頂いた。



自分としては手前味噌ながら話したい内容は全て話すことが出来、満足している。上手く語れたと手ごたえを感じている。後で周辺の教員に「長くなかった?」と感想を聞いたが当たり前ながら「良かったですよ」と返って来た。ここで理事長に何かを言うのは余程勇気がいる話だ。要は長い話を短く感じるような「言い回し」がテクニックであるが、やはり技巧的なものより「中身が大切」なことは言を待たない。その冒頭の部分のほんの一節を紹介したい。今朝になって私は急遽、この“さわり”でバックミュージックを流すようにした。演出である。生徒が退屈しないように少しでもドラマチックになるように音楽に乗って私の声を届けたのである。





 「校章は大正12年5月24日制定されたもので、八咫鏡を形どった「八葉」は尊い形とされています。今皆さんが身に付けている制服のエンブレムは平成から令和への「御世替り」を記念して更新したものです。「三種の神器」モチーフにしたもので、八咫鏡、弥栄の勾玉、天叢雲剣群雲を入れ、「八咫烏」を主役に取り入れました。八咫烏(やたがらす)は、日本神話において神武東征(じんむとうせい)の際、初代神武天皇となられたカムヤマトイワレビコを、熊野国から大和国への道案内をしたとされるカラス(烏)で、一般的に三本足のカラスとして知られ古くよりスーパースターとしてその姿絵が伝わっています。この謂れから即ち「導きの神」として信仰されており、「太陽の化身」ともされています。「勝負に勝つ象徴」ともされています。Jリーグや自衛隊も八咫烏をシンボルにしていますね。今朝ほど貴方方の歓迎の意で吹奏楽部が演奏した学院曲ですが、今会場に流れている曲は全8章の内、今日の皆さんに相応しい第3章「御船出(みふなで)」です。日向の地、今の宮崎県の「美々津」という港町を船出した初代神武天皇は苦難にめげず、大和の地を目指して進み今の日本という国を建国されました。今日の皆さんはまさに“浪速丸”と言う船に乗って船出をしたのです。困難に打ち勝ち、努力して自立し、自分の世界を作っていきましょう!その基礎となるものが浪速での学びです。」

関連記事 高校School Watch