11月の重要行事、高校2年生の修学旅行も無事に終わり、同時並行で実施していた「国際コースの英語研修」も紅葉真っ盛りの河口湖畔の研修所から帰ってきた。これで校内には全生徒が揃ったことになる。11月も最終の週となり、12月2日からの2学期の期末試験が次の大きな山である。「12月3日には冬季一時金・賞与を支給」する旨、先ほど職員代表のY先生に伝えた。公立学校の先生方には例年なら12月10日前後の支給であるが、せめてこれくらいは負けたくないと、早い支給を心掛け、今年も3日に支給する。コロナ感染も全く居らず、令和3年を無事に終えて素晴らしい令和4年の到来を祈念しているが、専門家でも分からないのに素人の私がとやかく言えないがコロナの第6波は果たして来るのだろうか?欧州では酷いことになっているのが心配である。
今朝ほどの朝会で法人経営幹部との間でちょっとした議論があった。近隣11校の状況調査結果も持参してきている。要は緊急用として教員が自由に使える法人保有の携帯電話を用意するかどうかの議論であった。この問題については過去にも議論があったことを覚えている。時の経過と共に「無用論」から「必要性の認識」は少しは膨らんでは来ているが、私は法人経営スタッフに強く指導した。前述した11校の調査結果でも半数は無用論である。私の考えは基本的に教員と生徒との連絡は完全下校時間までであり、生徒が学校を離れたら基本的には携帯電話で連絡を取り合う事は無いし私はこのような教員と生徒との関係を疑問視していること。学校の教員と生徒がラインで連絡を取り合うことは「間違いの元」である。その種を作らないようにすることは学校設置者としての責務である。過去近隣の学校で特定の生徒と部活動指導教員が携帯電話やラインであってはならない内容のメールが明るみに出て大きな社会的問題となった。その教員は懲戒免職となった。
「緊急時は黒電話」を使うこと、それに緊急電話とは基本的に保護者間とのやりとりが主体であること、若し万が一教員が個人持ち携帯電話で会話した場合はその分は学校が全額支給するので遠慮なく申請すること、等々決めている。それに保護者との会話が多い学年主任や担任には「手当て」を支給しており元来これらの手当てとはそのような非定常な費用発生の補填であること等を私は強調した。ただ教員は自分の番号が相手に知られることを恐れるという意見もあり、「非通知設定」の問題もあるという。その場合は管理職に連絡し管理職が対応すればよい話である。しかしながら時代の流れもあり、今回は「事務室保管で法人名義の携帯電話を1台準備」することにしたのである。これでしばらく様子を見ることにした。