2021年11月8日月曜日

11月9日修学旅行四日目「五島列島、生徒は元気!」

 昨夜20時定刻、無事に生徒の乗ったフェリーは私のホテルの真ん前にある船着き場に接岸した。疲れて萎れているかと心配したが生徒は元気そのもので安心した。今から直ぐにコンカナリゾートに行き、少し遅い夕食となった。特にコテージが良いので、ぐっすり休んで欲しと声をかけた。付き添い教員の団長さんには明日の開始は1時間ほど遅らせるように言い、私は安心してホテルに戻ったのである。



私にはこの地は修学旅行には決して悪くない場所だと思う。問題は天候の影響を受けやすい場所だと言うことだけである。生徒にとって素晴らしい時であって欲しい。この地はサイクリングとか釣りとか暫く滞在するリゾート地であると感じた。同じ飛行機に乗りあった人も多くは釣り人であった。とにかく生徒のアンケート結果を待ちたいと思う。全てはそれからだ。

昨日、雨の中を有名な「堂崎教会」に行った。ここは明治13年(1880)創建、明治40年(1908)改築の建物で明治6年(1873)の禁教令解禁後、五島に初めて建てられた天主堂である。二十六聖人の一人、ヨハネ五島を記念して創立され、当時イタリアから持ってきた赤レンガのゴシック様式天主堂内にはキリスト教弾圧時代の資料が多く展示されていた。私は多くの事を此処で勉強した。この古さが堪らなく素晴らしい。


長崎市には観光スポットが、実に多い。近代日本の創立に大きく、貢献したグラバーの足跡を辿るクラシカルな洋館「グラバー園」,世界中を感動させた「信徒発見」の舞台「大浦天主堂」,江戸時代の西洋文化にふれる「出島」そして「坂本龍馬の亀山社中」、被爆の惨状と平和の尊さを伝える「長崎原爆資料館」など等である。

従って生徒には長崎での1泊が必要ではないか?と、思った。ハウステンボス二泊、五島列島二泊では、余りにもアクティビティ優先で少し物足りない気がする。特に島への渡航は天候のリスクがあり、日数が短いだけに影響が大きいと思う。予感がしたのか、私は今回このグループに入って実地体験出来たことが良かったと思う。