2021年11月30日火曜日

「至誠の浪速」こそ本校の拠ってたつ処

 朝一番に高校教頭と2年生の学年主任が入ってきて先ほど行われた修学旅行の生徒アンケート及び各方面団長先生の総括報告書が理事長に提出された。道東、道南、宮崎、長崎、沖縄方面について行程、宿舎、感染症対策、食事等について成果と課題を上手く纏めてくれていた。全般的に行程がきつい感じでもっとゆっくりとさせるべきだと感じた。初めての国内旅行で「あれもこれも」と少し詰め込んだきらいだ。やはり長崎方面は大幅な見直しの必要性を感じた。恐らく来年度も海外とはならないだろうから、今から来年度に向けて再検討をしなければならない。1年生の学年主任を入れ、HISと別途ミーティングを早急に持ち情報を共有するように指示した。「鉄も料理も熱い内に」だ。あくまで生徒ファーストである。

          長崎班 生徒の乗った五島列島フェリー船着き場にて


先週27日の土曜日に行われた中学校入試のプレテスト解説会で具体的な入試説明会は一応終わった。後は個別の相談会と受験生への個別折衝に移る。過去10年分のデータを俯瞰すると明らかに令和になってから「潮目が変わっている」ことが分かる。平成31年度入試までは未だ「浪速中学校って?お試し受験的」な雰囲気が少しはあったが令和の時代になって2年、本校の努力と社会そのものの私立中学への評価が高まり、本校でも「足に地がついた」受験者数に繋がりそれまでの3クラスから4クラスへと劇的に変わった。その勢いを受けて今年も今のところ4クラスになる公算が強くなったと思う。それは逆に言えば浪速中学校が上位に位置する立派な本物の私立中学として認知されつつあるということだ。府内60校程度の私立中学でトップ20位前後のポジションまで上がって来たがこれからがまさに「正念場」であり、入試広報部と中学校は更に頑張って欲しいと思う。「至誠」しかない。誠意ではない、至誠の浪速だ。

 



入試広報教頭と部長の報告を詳細受けたが、この時間が最も気になるし楽しい。一方の高校入試であるが、中学入試説明会と同時並行で先週の土曜日に「個別相談会」が開かれ、この時期の相談数としては過去新記録となった。今週末4日には第3回目の入試説明会が行われる。コロナ対策の一つとして今年から「WEB申し込み」をしているのだが、結構順調に来ておりネット申し込みの忌避感がないことが嬉しい。1回目と2回目は昨年を大きく上回る参加者を得ており、今年は繰り上がりで今回の3回目と次週11日(土)の4回目は少し減る可能性を感じていたが今朝段階で3回目も昨年対比で上回っており安堵している。この分だと「捕らぬ狸の皮算用」ではないが来年度も中学、高校共に昨年並みの入学者数が期待できるかも?と感じているのだがこればかりは蓋を開けるまで分からない。教頭と部長の顔を観ればどのような気分か良く分かるのだが、二人とも極めて誠実な人間であり、良い顔つきになってきている。

 



堺市美原区の「高天原スポーツキャンパス」に建設中だった「産土ゴルフ練習場」は第一期工事の「打球シミュレーションルーム」と「3面の打ちっぱなし打席」が完成し先ほど堺市から「建築確認」が正式に出された。これで何時でも使用可能であるがグリーン完成の為の第二期工事が進んでいるので開所式は年の明けた来年1月にしようかと思っている。しかし少々豪華に作り過ぎたきらいはあるが、貧相なものよりは良い。これも私なりの学校への誠意の具現である。正式に決まった外部指導者はこの素晴らしさに興奮して止まなかったという。早速グリーンの勾配など色々と意見を出してくれていた。本校ゴルフ部と連携する実際のカントリークラブとも正式に調印し、12月に顧問と生徒はこのコースに出ることとなった。練習場、指導者、実際のラウンドコースと3拍子揃った。じっくりで良いからゴルフ部は新しい形を創り上げて欲しいと思う。