2021年11月8日月曜日

11月8日修学旅行三日目「五島列島に向かうが?」

 温泉地で噴煙や熱湯が地表に吹き出している場所は「地獄」と言われている。雲仙温泉で地獄を見たから、今度は「地上の天国」と言われている五島列島になると大いに期待していたが?



とにかく予定通り、雲仙を後にして再び長崎市に向かった。五島列島は長崎港から西に100kmに位置し、北東側から南西側に80km(男女群島まで含めると150km)にわたって大小あわせて152の島々からなる。陸路はない。今日の生徒は軍艦島見学の後、高速艇で列島最大の島、福江島の港に16時に接岸する予定であった。

一足先に空路五島市福江に着いていた私が岸壁で生徒を迎える手筈であったが、懸念していたことが発生した。天候である。3日ほど前から今日8日は雨模様と出ていたが朝から降り始めた雨は徐々に強くなり風も出てきたのである。まず私の乗る予定のフライトは11:30分ギリギリまで決まらず、もし五島つばき空港で着陸出来ねば長崎に引き返すと言う条件付きフライトとなったのである。

それでも何とか飛び立ち、風雨のなかを飛行機は上下に大きく揺れながらも着陸出来た。問題は生徒の乗る高速艇である。運航され、五島福江港に渡岸できるのか心配になってきたのである。

案の定、軍艦島にはそば近くにまで行けるには行けたが接岸出来ず、島周辺の旋回航海で港に戻るはめになった。そして列島渡りの予定の高速艇は運行中止となり、その次の高速艇もキャンセルとなった。結局最後の方法として夕方5時のフェリーとなったのである。これでは福江港に到着出来るのが夜8時となる。