2022年5月19日木曜日

萩市内をサイクリング

昨日、陶芸体験に励む生徒と別れて、私は長門市に向かった。萩の隣町である。生徒も私も昨夜のホテルは安部元総理の地元で知られる長門市にある。私は途中でどうしてももう一ヶ所寄りたい陶芸家がこの街におられた。その人は第15代坂倉新兵衛窯である。今から350年前に毛利藩の御用窯としてこの深川の地に開窯された。当時の高麗茶碗から今日の萩焼まで綿々と続くフラッグのお家である。アポ無しであったが優しい奥様とご当代は部屋まで招き入れて下さり、萩焼きの歴史を語ってくださった。この話は又別途に。単に萩焼きに止まらず日本陶芸のそれも茶道に直接深い関連を持つ萩の陶芸家である三輪休雪先生の三輪窯、波多野善蔵先生の指月窯、そして坂倉新兵衛窯の15代と信じられないような著名な陶芸家ご3人にわずか一日でお話しする機会を得たことは望外の幸運であり喜びとなった。出来ればご三人には今後ともご交誼を頂きご指導を賜りたいと思う。



今日も生徒は 予定が一杯。早朝の萩市内を全員がサイクリングだ。未だ古風な城下町の雰囲気の残る萩市内を回るとあちこちから明治維新の立役者が出てくるような事を感じて欲しい。



町の家々の片隅には夏みかんの木々、樹木が植えられ、万が一の時の食料の足しにしたという。武士とはそういう意味である。城山にて昼食をとり、次は浜田市に移り、有名な水族館に立ち寄り、バスは玉造温泉のホテル玉泉だ。とにかく豪華なホテルばかりである。

生徒は最終日の明日は出雲大社に正式参拝、その後実に盛り沢山だが鳥取砂丘を見学し、そこで昼食。そしてバスは高速道を大阪の天王寺までひた走る。この間生徒は実に元気一杯で、多くの修学旅行中の他校の生徒を見たがなかなかどうして立派な本校生徒を確認した私は幸せな気持ちになった。ただ今回でも広島の原爆資料館を見て顔を青ざめ、気分が悪くなった生徒も男子生徒、宮島のホテルでの夕食後アレルギーらしく気持ちが悪くなったのも男子生徒で、女生徒は、何処でも何時でもピンピンで明るく跳び跳ねていた。男子、もう少ししっかりしてねと言いたい気分だ。



私は4日間も学校を空ける訳にはいかないからサイクリングの後、名残惜しいが生徒とバイバイし津和野経由、新山口駅から新幹線で大阪に帰る。生徒には残りの予定を楽しむように激励したのである。久方ぶりに束の間のリフレッシュになった。それにしても昨夜のホテルは素晴らしい中身のホテルであった、しかしこのホテルはロシアのプーチン大統領が泊まったホテルである。関係ないが?