今日は久し振りに月度1回の「安全衛生保健委員会」と「校務運営委員会」があった。後者については、従来、1週間に一回、入れていたが校内通信システムが完備され、誰もが情報を寸時に共有することが出来ており、「働き方改革」の一つとして2週間に一回に改めた。様子を見て更に頻度を減らすことも視野に入れている。会議は便利なものだがこれによって「生産性が上がる」ことは無い。逆に会議、会議では生産性は下がる。教職員一人一人が現場で走り回ってこそ問題解決に繋がる訳であり、会議が好きな社長さんや理事長さんなどは情報が無いから不安で会議を開くのである。
組織のトップは基本的に全てに「お見通し」でなければならない。会議など基本的には不要であり、ミーティングも然りだ。連れだって男子トイレで並んで用をしている時に隣の人に「あの件だが、今どうなっている?」と聞くだけで目的は達せられる。会議室に大勢を集める必要はない。しかし時には全員の前で「自分の言葉」で考えを述べることは日本では重要と評価されている。従って私も職員会議と分掌長の校務運営委員会では話すようにしているのである。話す内容は「先の事」である。心の内を明かすのである。各管理職は理事長・学院長と一般の教職員の間に立って問題解決に当てって「既に進行中」状態にあるようにするのが管理職の仕事である。
21日の土曜日に行った小学生対象の「体験レッスン」は我々の想定を超えた効果を生んだみたいだ。今朝入試広報部の担当者が詳細な報告に来てくれた。この企画は初めてであったが参加者も多く、反響もこのようにあると安堵出来る。とにかく「新しいこと」には人間、多少のビクビクはあるものだが、これを恐れていては何事も前には進まない。アンケートに拠れば「高天原スポーツキャンパス」の豪華さに驚いておれたがそれよりも本校の指導者の対応が素晴らしかったとの評価が私には嬉しい。「優しく、丁寧に」が高く受け入れられたのだ。今後小学生対象の体験レッスンを空手道部、剣道部、ボクシング部等に広げていくとの方針も出て私は入試広報部の前向きな姿勢を高く評価致したいと思う。
同じ日に令和4年度大阪私学総合体育大会があり体操競技部門で何と浪速中学校は府内で男子、女子とも3位に入った。創部3年でようやく団体戦が出場できる規模になり、浪中の体操部が認知され始めた。快挙と言える。これは府内の有力な体操クラブとのコラボレーションで初めて連携した運動クラブであるが一人前に育ちつつあるということだ。大阪にはあのオリンピック選手を何人も輩出している清風学園があるが、この足元には及びもつかないが、並んで表彰される段階に進んだと言うだけで私は満足している。「高天原スポーツアリーナ建設」時には間違いなく体操部の為に練習場を作る。