2022年5月21日土曜日

PTA役員の新旧引継ぎ

 今日は小学生を対象とした「浪速中学校体験レッスン」の日である。本校有史以来初めての新企画である。小学生高学年の生徒を相手に私立中学校の魅力を、特にスポーツを主体に教育環境の良さと指導者の魅力を肌で感じて貰う試みである。今日は「硬式テニス、ゴルフ、陸上競技」と3つのスポーツについて実施した。今後、引き続いて空手、ボクシング、剣道等を企画していく。他校に無いような豪華なそれでいて機能的な「高天原スポーツキャンパス」に保護者同伴でお連れして短時間ではあるが体験レッスンという訳だ。ゴルフ部の参加者が想像を超えて多く、良いクラブを皆さん持っている。令和5年は創立100年になり、これを奉祝しての特別プログラムであり、このような企画を小学生に行うことで私立中学校の特長と特徴を感じ取って貰えば良い。成功を祈りたい。

 

予てから保健体育科の教諭に対して「校内における教員の体操服」について私は課題を投げかけ、課題解決について諮問するように指示を出していたのだが、今朝ほど答申が校長と保健体育科長からあった。それによれば、理事長の考えである「統一したユニフォーム」は不要でそれぞれの教員がTPOを考え清潔感、季節感を忘れず、生徒に威圧感や参観する保護者に対して「これは?」と行き過ぎた服装は着ないようにドレスコードを自主的に決めるとの事であった。生徒は統一した体操服を着ているのに教員が何かリゾート地でサンダルを履き、散歩するような服装は如何なものかという疑問に対する答えが出て来た。他校の状況も調査しており、私は答申を了とした。元々教員にそこまで強制する気は薄かったのだが、例えば職員会議や校務運営委員会での保健体育科の教員の現場着に違和感を感じたのが始まりであったがこれにて「一件落着」とする。 

又今日は午後2時30分からPTA予算審議とPTA新旧役員の人事をテーマに実行委員会があった。まず最初に私の部屋で新役員の方々のご挨拶を受けた。その後会議は順調に進み、新旧役員の引継ぎが行われ、私は感謝状と記念品を贈呈した。6月に総会に諮って全てが決まる。昨年度はコロナの影響でPTA活動も大きな制限を受け実行予算は大きく余る形になり、補正予算の形で「次年度繰越金」が大きく出たので一部を「急減期対策等積立」に回すことも実行委員会で決定された。これらは10年前の創立90周年時に学校側に祝い金、および「鼉太鼓」購入として約3500万円寄付されており、令和4年度決算でも同じような形になると思う。生徒が増えるとPTA実行予算も膨らみ、余裕を持って事業計画が実行できる安堵感は何事にも代えがたい。「大きなことは良いこと」なのである。

 


この席で私はPTA全体ではなくて保護者個人から創立100年の為の「賛助金」のご寄付をお願いすることもお話しさせて頂いた。勿論強制ではなくて自主的にご家庭の家計に少しでも余裕があればの前提で一口1万円でお願いすることとした。この賛助金と急減期の保有預金を使って未来永劫学校に残るようなものを作る。過去には今も燦然と輝く「お神輿」や「鼉太鼓」を頂いた。現在考えているのは「祈り」をテーマにした「彫像、彫刻、焼き物」等などである。これを学院神社の最適な場所に設置し、「浪速100年のモニュメント」とすることを考えている。