2024年7月30日火曜日

学校のクラブ活動って本当に面白くて素敵だ!

 昨夜、結構遅い時間帯で、多分20時前くらいだったか、情報企画部長のH先生から珍しく私の家に電話があった。声は幾分、興奮したような感じであった。「先生、勝ちました、新記録です・・・」等々だった。分掌の情報企画部長としてではなくて本校陸上競技部の顧問としての報告だった。九州福岡で開催されている「高校総体、即ち2024インターハイにおいて浪速高校3年の奧野選手が女子5000メートルの競歩で優勝」した報告であったのだが余程嬉しかったのだろう。今の時期、パリオリンピックの記事もあって共同主催の読売新聞でも扱いは小さいが、彼女の所属と名前、それに記録がしっかりと全国紙に載っているのに目を通すのは嬉しいものだ。ネットでは「大阪インターハイ/女子5000m競歩、 奥野 紗(大阪・浪速高)世界で戦うなにわの新星大会新で優勝!」とあった。 




父君が大阪府の陸上の強化コーチでもあり、「英才教育」と言うのか、本校でメキメキ、強くなり今やこの競歩の世界では「日の丸のゼッケン」を付ける期待の星なのである。私はこのような選手に対しては「応援」を惜しまない。それが私の主義である。「浪速に入って強くなった」と言って貰えるような支援をすることが私立高校、浪速高校の「腕の見せ所」だと思っている。冬には防寒オバーコートを贈り、今回もインターハイ優勝を願って激励金が規約によって出ている。これらの結果が昨日福岡で証明された。正直に言えば私も勝ったということだ。次の試合は8月末にペルーのリマで行われる「第20回U20世界陸上競技選手権大会の女子10000mW(競歩)」に日本代表として出場することが決まった。今度は世界チャンピオンを期待したいと思う。 


同じように今日は先の春の選抜で全国優勝した空手道部に遅れていた「道着」の授与式があった。併せて校長からインターハイへの激励金の授与もあった。本校では全国優勝は理事長からの褒章、激励金は校長ら授与と決めている。大阪代表として近日中に佐世保に向かって一行は旅立つ。勿論全国優勝しかない。勝てば「春夏連覇」で過去新記録の回数を誇る浪速高校の歴史を又塗り替えることになる。連覇を果たせば私は「祝勝会」を開いてやりたいと思っている。結果は時の運ともいうが、ベストを尽くして天命を待てと私は選手諸君に伝えた。 



午後3時からは堺に新しく出来た大型ショッピングモールのララポートで珍しい催しがあった。堺消防本部が近畿圏の消防音楽隊を集めて啓蒙活動の企画をやるので本校の「津軽三味線部」に出場して欲しいと過日幹部の方が本校を訪ねて下さり依頼された。余りこのような校外での演奏会は少ないから私は「二つ返事」でお請し、今日がその当日になった。正直「大丈夫かな?」という気持ちもあって数日前には学校で事前の予行演奏会をやって貰い腕を確かめた。結果は、難しい津軽を若者はいとも簡単?にものして結構聴かせる演奏になっていた。曲目は津軽じょんがら「六段」と「千本桜」であるが結構難しい演目である。 



ララポートでの本演奏は一杯のお客様の前で立派に演奏してくれた。素晴らしかったと思う。それにしても消防隊の味なご配慮で、本校PRの動画を流して下さり、これは多くの聴衆の中で大いに有難かった。この津軽三味線部はまごうことなく私が創設したクラブで、理由は他校に多くないと言う理由であるのと私自身が大好きだからだ。高価な津軽三味線も沢山揃え、外部指導者に学校に来て貰い指導を続けて来た。大体学校の先生が津軽三味線が上手く弾けるなど聞いたことはない。しかし私は顧問の先生にもランクが一段上の三味線を購入し、貸与して「上手くなって欲しい」と発破をかけた。このO先生も乗り気になって今や徐々に上手く弾けるようになっている。このように顧問の先生もただ生徒の傍に居るだけではなくて「自らが一からやる」という事が教育的効果を生むのである。