物の本から借りて、簡略に書けば「竹田恒泰」氏は1975年10月24日生まれの日本の作家、政治評論家、実業家である。旧皇族竹田宮家のご出身で、明治天皇の玄孫(やしゃご)にあたる人物として良く知られているが、今でもテレビなどマスコミの寵児として博識であり、深い論理的な筋道と明瞭な言語を駆使され、常に評判を得ている「やはり日本の快男児みたいな男性だな!」と初対面で直ぐに感じた。昨日大阪での所用を済まされ、わざわざ15時過ぎに本校までお越し頂いた。一方今回の仲立ちをして頂いた「涼恵」さんはブラジル生まれ、神戸の小野八幡神社の現役の神職で今やメジャーの歌手でもある。本校とは長いご厚誼を頂いており、今回、彼女の仲立ちで竹田先生が本校を訪問して下さった。私は竹田氏の思想信条に近いものを有しており、このご縁を頂いた。心より大歓迎をしたのは当然である。
竹田先生は旧皇族の竹田家(旧竹田宮家)のご出身であり、竹田宮恒久王と昌子内親王の曾孫であり、男系では北朝第3代崇光天皇の20世、竹田宮恒徳王3世、北白川宮能久親王4世で在らせられるが、女系では明治天皇の玄孫で、今上天皇(徳仁)の三従兄弟にあたる。しかし皇籍離脱して一般国民となった人物の孫であるので、皇族であった経歴はない。東京都港区にて出生され、日本オリンピック委員会(通称JOC)元会長の竹田恆和氏のご子息である。松濤幼稚園、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高校を経て、慶應義塾大学法学部法律学科で環境学を専攻し卒業した「生粋の慶応ボーイ」である。
涼恵さんの姓は「新渡戸」と言い、旧札の5000円の画像で有名な新渡戸稲造先生の遠縁にあたる。幼い頃から神社で育った彼女は、自然の語らいに耳を澄まし、言霊を唄うと評され、作詞作曲を手掛けるオリジナル楽曲は洋楽器に琴、竜笛、神楽鈴を取り入れた独特の世界観を創造し、神職の唄い手として絶大な支持を受け、国内のみならず国外でも活動の幅を広げている。平成27年キングレコードより代表作「豊葦原の瑞穂の国」は私も大好きな歌曲でオムニバスアルバム「よく知らずに聴いてた・歌ってた神社の歌」に選曲され全国発売されている。
今日は一般の学校視察であり、私は100周年記念「夢の軌跡」のDVD上映ととにかく「観て頂く」を第一にして隅々まで校内のご視察を頂いた。ご講評は恐れ入るくらいの「激賞」のお言葉としてお褒めを頂いた。特に今回私がお見せしたかったのが本校が40周年時に当時の神宮斎主様であった北白川房子内親王(明治天皇の第7今日皇女)から頂いた直筆の和歌であり、この北白川家は竹田氏と縁戚に繋がっている。先生は「高祖母の妹」と即座に言われた。
竹田先生はやはり「凜として」、とにかく姿勢が良いし、お顔も柔和で最後まで崩れる事はなかった。学院神社の前で参拝される「拝の姿勢」も完璧であった。皇室に繋がる家系と言う訳ではなかろうが、全般に「人間の品格」が滲み出ていたと思う。良い先生と関係が出来、次は生徒にSaturday Something Special (3S)で何かお話して貰うかなとも思い始めた。