2025年10月29日水曜日

第3回浪速高校「体育祭」

 今日は肌寒い朝となったが、時間共に気温も少し上がり、絶好の秋晴れとなった。衣替えして3回目となる「浪速高校体育祭」が行われた。衣替えとは、1昨年の開校100周年目に名実ともにネーミングと中身も少し変えて「第1回(浪速高校)体育祭」としたからだ。従来は何十年も続いてきた「陸上競技大会(記録会)」であったが、これを改編して今日的な「お祭り的要素」を加味した体育祭に改称したものである。理由は入試広報部より「体育祭の無い学校」は「?」という問いかけがあり、確かに記録重視の陸上競技大会をこの辺で変えるのもありかなと思い、変えたのだが、お祭りらしい設えが出来る会場探しに苦労した。結局、数年も探しに探したが、本校の生徒の数の多さや、交通機関、他校の長期契約とかで適当な場所が無く、ワンランクグレードを上げて同じ長居の「ヤンマースタジアム長居」を借りて行い、今年も同じである。使用の制約もあるが仕方がない。 


長居スタジアムは決して悪くは無いのだがフィールドに入ることが出来ない。トラックのみの使用が許可されている。あの世界陸上が行われた競技場で、セレッソ大阪のホームグランドであるが、何しろ収容人数は5万人を数える大きな競技場だからそこに本校の高校生約3000人に加えて保護者や教員を入れても「がら空き」な感じであったが、大きなオーロラビジョンが2台もあったりして、本校の放送部がビデオ撮影した映像がそこに映し出され、IT化された「伸び伸びした体育祭」となった。「お祭り的要素」を出すためにムカデ競争、玉入れ、大縄跳びや応援合戦等が新たに入れた企画である。これから4回、5回と続いて行くうちにプログラムの内容も変えれば良いし、本校らしさも出てきて、洗練された良い物になっていくだろう。

 チーム分けについては担当教員の相談に応じて私が本校の校訓である「浄明正直」から浄グループ以下直グループまで4グループにしたらどうかと水を向けたがその通りになっている。これは中学校の体育大会が「太陽」「海」「大地」の3グループに分かれていることを参考にしたのである。1年生から3年生まで学年を超えて分かれた「団編成」で、生徒は自グループの揃いのTシャツを身に纏ったまとまりのあるお祭り的競技会となった。揃いのユニフォームはチームを纏める。制服やユニフォームが如何に大事かがこのことからも良く分かる。各チームの団長4人の中で初めて女生徒団長が誕生した。高市総理に似ていたと思ったから、それを言ったら大変喜んでいた。 


競技最初の種目、100走予選で号砲を鳴らした私は最後の種目「浪速No.1決定戦(浪速で最速)」で優勝した男子、女生徒それぞれに「理事長特別賞」として「焼き立てパン券10個分」を自らサプライズで手渡した。私は仕事が無いより有った方が断然ハッピーなタイプだから、今後とも生徒の為に頑張って行くが、肉体の躍動する「若い生徒の走り」を見ると感嘆と自らを嘆息するばかりの歳になった。若いって事は素晴らしい。