2025年10月28日火曜日

女性教職員、女生徒、ガラスの天井を打ち破れ!

 トランプ大統領が昨夕来日され、皇居に今上陛下を表敬訪問され陛下より「ご引見」を受けた。(正確な言葉かな?)大国の「元首」同士の6年振りのご邂逅であったが、大統領は皇居を後にされる時に「偉大なお方だ。立派なお方だ。」と言う意味合いの「グレイトマン」を2回も口にされた。ハチャメチャな突飛なイメージ先行であるが大統領はしっかりと弁えておられる紳士であることが立派だった。それにしても高市総理はここ何代かの男性総理以上に「佇まい」が美しく堂々としており、「ご立派でした。誇らしい!」以上の言葉が見つからない。余程勉強し準備されたのだと思う。女性は柔軟で努力家で辛抱強く、仕事をされる。私は久しぶりに良い総理大臣を得たと確信した。 

考えてみれば、女性の我が国でのポジションを考えてみても、「皇祖神(こうそしん)」は天皇の祖とされる神であるが、「天照大御神」を指し、記紀によれば太陽を神格化した神であり、「女性の神様」である。又「元始、女性は太陽であった」の言葉で有名な言葉は、女性解放運動家の平塚らいてうが文芸誌「青鞜」の創刊号の序文で述べた言葉である。この言葉は、女性が自らの力で生き、輝いていた時代を指し、現在の女性が他者に依存している状況を批判していると言う。そう、太古の昔から女性は輝いていたのである。 

さて、「元始、女性は実に太陽であった」はあくまでもその表題と書きだしで、実はその後にも、まだ文章が続いている。それが「今、女性は月である」だ。他に依って生き、他の光によって輝く、病人のような青白い顔の月だと書く。「ガラスの天井」とは、資質・実績があっても女性やマイノリティを一定の職位以上には昇進させようとしない組織内の障壁を指す言葉で、女性やマイノリティが実績を積んで昇進の階段をのぼってゆくと、ある段階で昇進が停まってしまい先へ進めなくなる現象のことで、鉄でなくて ガラスであるのは「目では見えない障壁に阻まれている」ことからの表現である。 


当初は企業・政府機関で働く女性に対して用いられていたが、現在は男女を問わずマイノリティの地位向上を妨げる慣行に対しても象徴的に用いられており、また企業だけでなく学術・スポーツの分野、政治の世界で指導的立場につく女性が少ないことにも、しばしばこの表現が用いられている。高市総理は我が国の憲政史上最初の女性総理大臣となりガラスの天井を打ち破った。「本校で働く女性教職員よ!「本校で学ぶ女生徒よ!」、志を立て、覚悟を決め、努力し、努力し、今からの社会で目に見えないガラスの天井を打ち破り、輝ける存在になって欲しい。本格的に日本にも女性の時代が来たように感じてならない。