中学生が元気よく千早赤阪村に出かけて行った。今日は恒例の「金剛山耐寒登山」の日であった。最も中学2年生と1年生が山に登るのであって3年生は麓にある「多聞尚学館」にて高校受験の模擬試験を受けるなど勉強、勉強だ。受験生に寒いところに行かせて風邪などひかせては様にならないからそのようにしている。当時中学校校長も兼任していた私が中学生に「訓練」的な学校行事として始めた学校行事で、今から10年前の平成21年、2月18日に第一回目を行った。以来定着した重要な中学校行事である。
特にこの行事には保護者の参画もお願いし、山から下りてきた生徒に「お母さん、手作りの豚汁」を生徒に食べさせ、体を温めるのだ。母の味を知り、親に感謝し、親も成長する我が子を見て喜ぶ。この光景が言いようもなく美しい。高校生に比べ、まだまだ「子ども、子ども」しており、私は中学生が可愛くてならない。そして当然ながら「今年の入学者数」が気にかかる。3クラス、90人が公式な募集人員である。この手作りの生徒が浪速高校に進み、東大や京大、北大など難関大学に進学することもある。中学校は教育の原点がそこにある。
さて今年の浪速中学校入試の願書受付は今週末まであるが今朝現在で新記録となりそうだ。この1月18日、初日の1次A入試の応募状況は昨年対比で27%の伸びである。すごい数値で何か壁を打ち破った感じがする。例年の如く、中高連から現時点の募集状況を報告するように言われ、府内全域の私立中学の全容が確か17日位には新聞紙上を飾ると思う。これを見れば府内の私立中学60校の状況が分かるだろう。
私はエクセレントな卓越した中学校ではなくて「グッド・スクール 良い中学校」と言われるように学校作りを今後とも目指して参る所存だ。そして浪速中学校から浪速高校への接続を今後も強化していく。「来たれ!浪速中学校へ、浪速高等学校へ」。責任を持って6年間、お預かりします。浪速中学校の教育力は素晴らしい。それは第一に校長以下の教員集団が素晴らしいからだ。低学年であればあるほど学校の先生の影響は大きい。浪速中学校には良い教師が揃っている、例外な人はいない。徹底して素晴らしい教員集団であり、間違いなく私の「宝物」である。