2020年1月27日月曜日

若さという武器「津軽三味線部と雅楽部の活躍」


昨日はドーンセンターにて第40回目となる「大阪府高等学校芸術文化祭日本音楽部門」があった。本校は初めて「津軽三味線部」と「雅楽部」が出場した。二組も出るのは府立の東住吉高校と本校だけだった。津軽三味線部は創部して1年目でこのような伝統ある公式の発表会に出るくらいの実力までに育ってくれた。顧問の先生と外部指導者の先生に感謝だ。長い間この芸文祭には来ているが民謡の津軽「じょんがら節6段」をここまで演奏した学校は本校のみではないか。太棹三味線の音色と迫力は本当に素晴らしく、個人的にも好きである。




一方の雅楽部は常連組で今回は「陪臚」という名曲でこれまた周囲を圧倒する演奏だった。出場した私立、公立27校の大半は「琴、筝」の演奏であるだけに、中にこのような正式な装束を身に着けて、日頃耳に聞きなれない雅楽の調べと音は聴衆を完全に惹きつけたと思う。舞台の幕が開いた時に観客席から「アツ」と声が上がったからそれで分かるし、終わった後の拍手が大きかった。雅楽の演奏はあの装束を身に付けないと弾けない。元来は神への奉納であり、平服では無理があるから、大会事務局にお願いして許可して貰ったものだ。決して良い恰好をしているのではない。






日が変わって本日昼休みに部員たちを呼んで慰労し激励しようと考え、ご褒美として浪速ベーカリーショップ・ブルの焼き立てパンのサービス券をプレゼントした。この時に私は4月以降の中高新一年生から多くの部員を勧誘するようにアドバイスした。もっともっと部員を集めて裾野を広くしないといけない。津軽三味線も雅楽器も扱うのが難しいが、第一級の専門指導者が学校に来てくれており、やる気のある生徒ならすぐに演奏できるようになる事を、私はこの学校の経験で知っている。とにかく若いという事は簡単に物事をなす力があるのだ。部活では運動部が目につくが、文化部も更に活性化させねばならない。私は文化部への支援を今後とも継続していく。運動部と文化部のバランスこそ「良い学校」の証明である。


高校願書出願は31日までまだまだ続いており今日は浪速中学校3年生、すなわち内部生の出願がある。山場は過ぎたが2月からは後半戦が始まる。小緊張感が続くがこれが仕事だから仕方がない。

 2月1日 中学2月選抜入試

 2月4日 高校耐寒行事 葛城古道を歩く

 2月10日、11日  高校入試

 2月15日 高校1.5次入試

 2月20日 職員会議 来年度重要幹部人事の発表      

関連記事
浪速高校 school watch