今日は終日、雨みたいで新入学生の為の「文化部発表会」は事前に用意していた「雨天時バージョン」を採用して実施した。元来は広い人工芝グランドを使って軽音楽、雅楽、ダンス、津軽三味線、神楽、吹奏楽部の発表会はやむなく体育館に代わって、それを放送部の2台のカメラで撮影しオンライインで各教室の生徒に流す方法だ。確かにグランドに座り、目の前で見られる臨場感溢れるものとは違うが雨には勝てない。2部は囲碁・将棋、鉄道研究部、合唱、書道、写真、化学、新聞、パソコン、放送部と展示が本部から送信され生徒はそれをモニターで見るという仕組みだ。9:50分に始まり、正午前には全てのプログラムが終えた。以上が本校のやり方で私が書くと如何にも簡単に見えるが分掌、担任、クラブ顧問、それにクラブ員の生徒や特に放送部員の総力で行われるものである。今本校はこのような学校であることが嬉しい。私は今年から会場は校長先生に任せ自室で仕事をしながら部屋のテレビで生徒達の演奏を楽しんだ。
昨日、高校の1年生用の端末「クロムブック」850台が到着し、開梱して設定をICT教育推進部が行い、今日の1限目に全員に配布された。今日から3年間、生徒の身近にある極めて大切な教育ツールである。今やいち早く最新のグーグルの端末を全高校生が保有し、ICT教育が普通の光景になったのはこのクロムブックのお陰である。今やグーグル本体や日本の代理店からも高く評価される学校になったのは「思い切った踏み込み」のお陰であり、当時必ずしも日本での教育ICT機器のグーグルのシェアや評価は強くも無かった時代に我々はグーグルのクロムブックとその代理店ASUSにかけた。しかしこれが勝利の道を開いたと言える。リーズナブルの値段で堅ろうであり、ソフトも満載されているこの機器は生徒からも「早く下さい」と言われているくらい選択は正しかったと思う。
土曜日であったが13時10分から4月1日に着任式を終えた新採の教職員に集まって貰い、少しお話しする機会を持った。これから1年間、新卒の人は教師の卵としてオンラインジョブをしながら成長をして貰い、新たに本校とご縁を結んだ先生方には早く本校の建学の精神や、学校設置者の思いを早く理解いただき、早期に本校の為に成果を上げて欲しいからである。本校では大体最大3年を目途にあらゆる視点で総合的に判断するが、本校の専任教諭として是非生涯に亘ってご勤務戴きたいと強く思う。特に今年は開校100年記念の節目に当たり、優秀な先生の獲得を期待している。学校は直接生徒と向き合う教師の腕に大きな影響を受けるだけに「鉄は熱い内に打て」ではないが新採用の先生とてこれは例外ではない。先ほど実施した校外施設の見学感想文を読ませて頂いたが少し「?」を感じただけに今日の講話を企画した。「何が大切か」、答は簡単明朗で「謙虚に学ぶ、深く考える姿勢」を有する人が最後は生き残ると思う。
その為にはまず学校を理解すること、学校設置者を理解すること、校長、教頭、管理職先生への理解、同僚の理解、そして何より、生徒を理解すること、保護者を理解すること等から全ては始まる。まだ自分の教育観を述べるには早すぎる。まず自己目標を定め、資格取得を図り、努力することだ。「自分の発する一言一句に敏感」でなくてはならない。「学ぶ人には勝てない」という言葉がある。これから先は一瞬一瞬が勝負であり、レポート1枚に自分の全てが出ると言う事、まず全てのスタートは「自分を知る事」だと思う。そのようにして周囲の評価を得た人が本校の専任教職員として採用の声がかかると思う。頑張って頂きたいと思う。