2023年4月19日水曜日

4月30日は本学院最高のおもてなしの場に!

 「おもてなし」とは、「客人」に対して心を込めて接遇、歓待、サービスなどをすることで、「もてなし」に丁寧語の「お」をつけた表現であるが、その意味は、相手に対して「裏表のない心」で接するということと、「私心なく誠実に」「大切な人を心からお迎えする」ということを言う。この言葉は少し音調を上げてゆっくりと「お・ も・ て ・な・ し」と使われたくらい、東京オリンピック以降、当時の流行語大賞にも選ばれた。今やすっかりなじみ深い日本と日本人の心を代表するキーワードとなっている。古くは、千利休の茶の湯や禅の教えとして伝わってきたとも言われており、「おもてなし」の精神は、まさに日本人ならではの精神と美徳である。 

「4月30日の開校100周年奉祝祭、式典、祝賀会」はまさしく学校法人浪速学院が務める内外のお客様への最高の「おもてなしの場」としたい。私は今朝ほど拡大管理職会議を持ってこの辺のポイントを説明した。おもてなしは誤解があってはならないが「もの、モノ、物、時間」も含まれる。何れも大切で、言葉や態度だけではなくて会場の「しつらえ」「映像や音響の素晴らしさ」「お出しするお食事」「お土産」「お迎えする服装」等もおもてなしに含まれると考えるべきである。又「流れるようなよどみない進行」もおもてなしである。お忙しい中をお越しくださったお客様の時間を無駄にしてはならない。「あぁ、今日は来て良かった!」と言って貰えるように最初から最後まで脚本を磨き上げ、その通りに我々が持ち場、持ち場で裏表なく「笑顔」で誠実にご対応することがおもてなしである。 


特に今回は海外の重要人物がわざわざこの日の為に来日されてご臨席下さる。フリッピンの総合大学である「パーペチュアル・ヘルプ大学(PHU)」のオーナー理事長・総長先生である。昨年から国際コースの語学研修場所として大きな成果を上げた。今後は更に関係を発展させる考えが私にはある。腹蔵の案はあるがまだオープンには出来ない。私はこのお客様に対して自ら先頭に立っておもてなしを行う事を決めた。28日に関空から入って来られるので「非公式の歓迎レセプション」として天保山のレストランで夕食を共にする。翌29日の奉祝祭前日は先方の言葉で「理事長表敬訪問」ということで私の部屋で出迎える。これからが「公式訪問」となる。校内見学を行った後、マイクロバスに関係者が乗り込み校外施設のご視察をして頂く。 

「ふくろうベースボールスタジアム」「多聞尚学館」をご案内した後、私宅である「多聞茶寮」にご招待し、お茶室「久庵」にて「一服のお茶」を差し上げ「懐石昼食」とする。私邸へのご招待は最高のもてなしである。食後、デザートは多聞イチゴ園の大玉イチゴ「千早姫」を味わって頂き、又バスに乗り込み、美原の「高天原スポーツキャンパス」をご視察頂く。お客様は4人、当方は随行の教職員を入れて総勢10人以上でおもてなす。翌30日は公式行事のメインとなる奉祝祭、このお席も配置をどうするか現在検討中である。おもてなしは「亭主7分に客3分」と言われる言葉があるくらい、お客様より亭主即ちホスト側の喜びだと教えて貰ったことがある。神社神道の学校行事に海外の、それもカソリックの神道のトップをおもてなしする機会を頂いたと私は喜んでいるのだ。